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【大反省会】社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.5「瀬戸大橋~帰還」

反省会の前に前回の続き。

 

瀬戸内遠征3日目。今回の遠征は3連休を利用して来ていたので今日東京に戻ることになります。

 

で、行きと同様岡山空港から羽田まで飛ぶんですが、料金とか次の日仕事があることを考えた結果かなり早い便になってしまいました。というわけで本日は特に観光などもせず移動メインです。

 

来るときは岡山からフェリーで島を経由して現在地の高松まで来ていたのですが、帰りは友人の車で岡山空港まで送ってもらいました。あざす。

 

帰り道こんな感じ↓

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高松市街から高松自動車道を通って西へ。坂出から瀬戸大橋を渡って岡山へ入る。

 

瀬戸大橋一回渡ってみたかったんですよねー。橋の途中の与島PAがあり、ここに展望台的なものがあるということでちょっと寄り道。ついでにお土産購入。

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例によって写真presents by友人。いやー瀬戸大橋思った以上にでかかった。やはり巨大建造物には圧倒されるなぁ。

 

与島を後にし、瀬戸大橋を渡りきり、岡山上陸。特に渋滞などもなくすいすい進んで、高松から2時間もかからず岡山空港へ到着しました。ここで友人と別れ、羽田へと向かうのですが、その前にガソリン代などの清算をしておく。細かいお金がなかったのでどうしようと思ったところ空港内のおみやげ屋を発見。そいや今日大学の文化祭やってたなー適当にきびだんごでも持っていくかーということできびだんご購入。お金を崩して清算完了。

 

さて、だいぶ早く着いてしまったので飛行機までまだまだ時間があるが岡山空港何もない。人もいない。本当にこれが空港なの?ってくらい閑散としててびびる。しばらく撮った写真を眺めるなどしてほげーっと過ごしてた(※この時はまだデータが生きてた...)

 

荷物検査開始の時間になったが客が誰もいない。一番乗りで検査を終える。飛行機の時間が近づくにつれ少しずつ人が集まってきたが、これが田舎の空港なんだなぁと思った。採算とか取れてるんですかねぇ。グアムとか直行便あるみたいだけど。

 

そして羽田行きの飛行機に乗り込む。帰りの飛行機も窓際でした(席指定したからね)。相変わらず雲の上は天気がいい。本日は曇りのようで、窓の外を覗いてみると綺麗な雲海ができてました。空島あったらいいなぁとか思いながら雲を眺めてると、雲の上に飛行機の影が映っていることに気付く。あーこれワンピースであったなぁ、影が巨人みたいにでかく見えたりするんだよなぁとか思いながら見てると、さらに影の周りに虹色の輪が!!!!ブロッケン現象だ!!!!ブロッケンの妖怪だ!!!!初めて見た!!!!夢中でシャッターを切りまくる。前に座ってた女性もおれが何やら窓の外にスマホを向けていることに気付き、写真を撮り始める。雲海はかなり長く続いており、飛行機の影も虹色の輪もかなり長い間見ていることができた。いやー旅行の最後の最後でいいもん見ることができた。生きててよかった...

 

まぁね、写真データはね...皆さんお察しの通りね...見事に無くなりましたけどね...orz

 

でも、やっぱりこういうことかなぁって思うんですよ。

 

「僕達は、これとは違う、これよりもっとすごい空を、きっと見たり見なかったりするのさ...」

 

うん。オーロラ見に行きてぇな。

 

はい。そんなことがありつつ無事昼過ぎに羽田に到着。大学に寄っておみやげ放置し、ジャズなどを聞いてから自宅へ帰還。本日の遠征は終了。お疲れ様でした。

 

 

 

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では反省会を始めます。

 

今回の遠征を振り返る。

 

【そろそろ旅行】社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.1「旅立ち~乗船」 【飽きてきた】

社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.2「小豆島~四国上陸」 

社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.3「豊島」 

【廃墟速報】社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.4「犬島」 

 

最初からクライマックスで波乱万丈だった今回の旅行、やはり全体を通して質が低かったと言わざるを得ない。なんというか社畜の限界のようなものを感じた旅行だった。

 

(北海道の時はまだ研修中だったからよいものの)普段仕事をしていて、唐突に旅に出るというのはなかなか難しいものがある。旅の前も後も仕事のことが頭から離れず、どうにもリズムが狂う。Vol.1で既に書いたけど、旅が始まったときから終わりが見えているんだよね。日常から非日常に旅立ち、また同じ日常に帰ってくるということが最初から分かっている。それが物語を弱くする。

 

物語は日常を非日常へとアップデートし、それが日常へと変わったならさらに新しい非日常へとアップデートし続ける、そういう未来への可能性を持ったものでなくてはならない。

 

少し話がそれるが、私は別に「旅行が趣味」というわけでもない。TwitterFacebookではよく旅行に行ってるおじさんとして認識されているところがあるが、それはちょっと違う。私はただ、新しいものに興味があるだけなのだ。自分にとって新しいことに挑戦し続けていたいだけなのだ。見たことのない景色を見る、知らない社会を知る。新しいことがなければ人生は退屈だ。日常を愛するという言葉も、非日常へとアップデートされ続けるその過程を愛せということなのだと思っている。未来への可能性、不確実性こそが私の人生に意味を与える。人生という物語を成立させる。

 

学生の頃から続けてきたこの「遠征」「旅行」といった行為も、もはや不確実性を持たなくなりつつある。初めて青春18きっぷを使ったとき、初めてLCCに乗ったとき、初めて一人旅をしたとき、確かにそのとき私の能力は拡張され、これからもっと新しいことができるに違いないと、人生に不確実性を与えていた。日常が非日常へとアップデートされていた。しかし、飛行機のチケットを取って、週末を使って日本のどこかへ飛び、電車や船を使って観光スポットを巡るという一連の行為がただの日常になってしまえば、不確実性といえば「見たことのない景色」くらいしか残らない。それもまた日本全国を回り続けていれば「似たような景色」になっていくし、回りつくすのも時間の問題だ。そこに気付いてしまうとモチベーションをキープするのが難しくなる。

 

つまり、旅行・遠征といった行為はまず「社畜である」という私の日常を覆すものではないし、旅行・遠征という行為そのものがもはや日常へと変わってしまった。「社畜」であることと「旅行」に「慣れて」しまったことで、私の日常を非日常へとアップデートし続けるという物語が成立しなくなってしまった。何らかの形でこの慣れ切った日常を非日常へとアップデートする必要がある。しなければならない。

 

2013年も今日で終わり。この節目に、今後の方針を考え直さねばならないと思っている。旅行をアップデートして「海外」へと進出することも考えてはいるが、それでもやはり今ある私の日常を覆すものになるとは思えない。「本職」のプログラミング方面で何かできないか。まぁいろいろ試してみるしかない。

 

というわけでまたしばらく引きこもります。実験し続けなければ。

 

そんな感じで反省会終了(旅行の内容書いてない...)。

 

 

 

さて、2013年は何だかんだで山寺に香港に九州遠征にプログラミングに夏の北海道にと人生を拡張してくることができた。最近停滞してはいるけど、2014年もまた前へと進み、日常を非日常に変えていくことができるのか。

 

ごちゃごちゃ書いてはいるけどとにかく面白くなればいい。ああいや、観測者気取りで面白いことを見つけるとかじゃなくて、もう自分で面白いものを作るということができなきゃだめだな。2014年はMakersの一員になるぞ。

 

そんな感じで。

 

皆さま今年はありがとうございました。あまり期待はせずに細々と記事を書き続けていくという方針でやっていますが、たまに記事を書いた時にアクセスが増えてると誰かしらは読んでくれてるんだなぁと励みになります。なんかもっと面白いことができたらなぁと。来年は頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

ではでは皆さん良いお年を。

 

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