春の大英帝国遠征スペシャル!~ヨーロッパに行ってみた~ Vol.7 - 巴里編 『パリ』
前回の続き。
コッツウォルズ遠征からロンドンへ帰還しました。イギリス遠征4日目の本日は海峡を渡ります。
朝5時起床。昨日は色々想定外の事態があってホテルへ辿り着いたのが夜12時くらいだったので大分眠いですが旅行の時間は有限。本日も早朝出発です。5時半にはホテルを出ます。
地下鉄に乗って、昨日視察したセント・パンクラス駅へ。
よーしちょっと海峡渡ってくる。
イミグレを突破していざ出発。
朝食はやっぱりサンドウィッチ。あんまりおいしくない。
ここから2時間半ほど電車に揺られていきます。しかし眠い...
半分くらい寝てて、気が付くと窓の外にはヨーロッパの原風景が。
おっ、クソ田舎かな?
どこまでも広がる菜の花畑。
昼11時前に目的地に到着(時差1時間あり)。
というわけでフランス上陸です!!!!(唐突)
これに乗ってきました。ユーロスター。往復2万円くらい(もう初ヨーロッパということで出費のことはなるべく考えないことにする)。
ノリでドーバー海峡渡ってみたので特に予定は決まっていない。友人がフランス行こうぜ!!つって、まぁイギリス旅行なのにフランス行っちゃうってのがなかなか面白そうだしノってみたけど、わたくしの本命はコッツウォルズ。友人も適当なのでユーロスターのチケットだけ事前にとっておいて、あとは行ってから考えるかー(鼻ホジ)ってことになった。
とりあえずお金がない。駅に両替所を見つけたので持ってた日本円をユーロに替える。英語通じました。イギリスはEUだけどポンド使い続けてるというなかなか良いご身分の国なのですが、フランスは完全ユーロ仕様。
さて、これからどうしよう。とりあえず地下鉄の1日フリーパスを買ってみる。窓口に1日パス的な表示があったので「これください」つって買った(英語)。フランス語全然しゃべれないからそこは若干心配ではあったけどなんとかなりそう(気のせいかちょっと対応がぶっきらぼうのような気がしなくもない)。
まぁ予定は決まってないんだけど、まずは有名なルーブル美術館に行ってみることにする。現在地はGare du Nord(パリ北駅)。パリの地図とか全然頭に入ってないので路線図でそれっぽい駅を探すと、セーヌ川の岸辺にMusee du Louvreの文字を発見(一応高校~フランス語やってたので文字読むくらいはできるわたくし)。よし、行ってみよう。
地下鉄で移動を開始するが、雰囲気がおかしい...なんだかやばそうな人たちがたくさんいるぞ...と思っていたら、早速友人が浮浪者に絡まれていた(なんかフランス語でまくし立ててた。たぶん酔っ払い)。やべぇよ...パリやべぇよ...。
やたら揺れる電車を降りて改札を出る。自動ではない、切符を入れるとバーを押して出られるようになるアナログタイプ。ふーんあんまり進んでないんだなぁ...と思っていたら、不良集団が改札の柵を乗り越えて堂々と出ていきやがった...無賃乗車だ...やべぇよパリやべぇよ...
どうも先進国とは思えない荒れっぷりだ。歩いているとキ○ガイに遭遇する確率が非常に高い。というか白人がかなり少ない。人種差別をするわけではないが、いかにも不良といった、粗暴な格好をした黒人たちが集団で街を闊歩している。あれか、アフリカとかの旧植民地から人が流れ込んでるのか...あるいはグローバル化の結果か。とにかく治安がやばい...ここは本当に絡まれないように気を付けねば...(既に絡まれたが)。
ビクビクしつつルーブル美術館に到着。
ダヴィンチコードで見たことあるな。
が、なんか様子がおかしい。観光客っぽい人たちが美術館の入り口前でたむろしている...?みんな何やってるんだろう...?見てみると、どうやら美術館が現在営業中ではない様子。どういうことだ...?今日平日だから休みということはないはずだけど、まさかストライキ...??お昼休み...??ここにいた皆さんもなんだか落ち着きがないというかどうしたらよいか分からない様子。うーん分からん。
しばらく美術館入り口の前で待機していたが、どうにも入れる様子ではない。仕方がないので離脱する。
さて、じゃあ次はどうしよう。ルーブルだめだったけどやっぱり美術館は行きたいな、パリだしな。来る前にオルセー美術館がおすすめという話を聞いていたので、とりあえず次はオルセーを目指す。
路線図でMusee d'Orsayの文字を発見。怖いけどまた地下鉄で移動。いや、本当に地下鉄のスラムっぷりはやばい。治安悪すぎる。
と、その前に昼飯食いに行こう...そろそろ腹が減ってきた...
街を歩いてよさげなレストランを探す。しかしパリほんと汚いな...道のそこら中にゴミが転がっている。雨も降ってて、余計に汚さが増している。情報として知ってはいたけど本当に汚い...汚い汚い&汚い。建物はまぁ立派でさ、歴史も感じさせるけどさ、治安も悪いし汚いし駄目駄目だよこの街は...もうイギリスに帰りたい...(早くもテンションが激下がり)。
デュポン。橋の造形は美しいんだけどね...
建造物は立派なんだけどね...
ちなみにこの間、友人がトイレに行きたくて仕方がなかったのだが、街の公衆トイレはぶっ壊れている(&汚い)、駅のトイレもぶっ壊れている(&汚い&汚い)で、これはもうレストランのトイレ行くしかねぇ...というわけでレストラン探しを急いでいた。セーヌ川沿いに歩いていると結構レストランはあるが、地雷を踏まないかがちょっと怖い。が、そろそろやばそうなので「お、ここでいいんじゃね」ということで適当な店に入ってみた。決め手は掲げていたメニューに日本語が書いてあったこと。
本場のフランスパンだ!そしてフリーウォーターがまずは出てきた。うんうん、フランスらしくなってきたじゃないか。
さて、メニューを見てみよう。ふむふむ...あっ、すみません、私はイギリスから来た旅行者なのですが...どうもフランス語が難しくてメニューがわかりません助けてほしいのですg
普通に日本語で書いてあった(カタカナ)。見てみると...よし、私の目的のものを発見。
僕はぶっちゃけパリ遠征とかわりとどうでもいいと思っていたんですが(パリは汚いという情報のためどちらかというと回避したいところだった。友人はもっと華やかな街を期待していたらしくテンションが私以上にだだ下がりだった...)、どうせ行くなら、と、2つだけフランスで果たしたい目的を定めていました。
その一つ目がこちら。
カタツムリだ!!!!!!
これこれ、フランスに来たらやっぱりカタツムリ食べないとね。ぼくカタツムリ食ったことないんすよーというわけで本場でカタツムリいただいちゃいます!!!!
で、これがもうめちゃくちゃうめぇ...。これカニ食べるときみたいにスティックみたいなやつで中のナメクジ()ほじくり出して食べるんですけどね、やっぱりカタツムリということで貝類の味なんだけどね、やわらかくて、つるっつるでめちゃくちゃ美味しいんですよ...バジルっぽいソースもかかっててこれがまた美味い。いやーやっぱフランスは料理ですよ...フランス来てよかった...。
メインの料理はチキン的な何か。まぁまぁ。しかしイギリスもそうなんだけど、皿の半分をポテトで埋めるのはなんなんですかね...
昼食代は合計で1500円~2000円くらいだった気がする。円安ェ...
うん、よい店だった(たしかこの店↑)。
さて、腹ごしらえは済んだけどなんかもう街歩きたくないな(引き篭もりの発想)。このまま安全なレストランで美味いもの食って適当に時間潰して、ユーロスターの時間がきたら帰るとかそんな感じでいいんじゃないですかね...(怠惰)
まぁ行きますけどね。
なんかでかい教会があった(無知)。ノートルダム大聖堂か。聞いたことあるな、入ってみよう...と思ったが長蛇の列が出来ていたため断念。美術館に入れなかった人たちが流れてきている...?
オルセー美術館に着いた。
が、こっちの美術館もやってない...??建物の周りに観光客らしき人々が集まって、なんだか困惑した様子。うーん残念...オルセーにも入れず...
まぁ仕方ない。せっかくフランス来たんだしいろいろ行ってみよう。次々。
また地下鉄使って来てみましたTour Eiffel。予習が圧倒的に足りていないので有名どころを回るだけ。ま、多少はね?
しかしどこ行ってもアウェイ感がはんぱねぇ...(実際アウェイだけど)。欧米人は基本的にアジア人が嫌いというのもあるし、なにより私がこの街の生活様式を受け容れることができそうにない...
街を歩き疲れて一旦ルーブル美術館に戻ってきた。しばし広場でのんびり。
このだだっ広い広場いいな...街を歩くにも地下鉄乗るにもずっと緊張しっぱなしだったが、久々に気を緩められる...ここはパリのオアシスだ...
鴨肉食いてぇな...と思いながらほげーっとしてたら、幼女を連れたパパに写真を撮ってくれと頼まれたので撮ってあげるわたくし。ありがとうとお礼を言われて、なんだか救われた気持ちになる。
さて、ただいまの時刻午後4時過ぎ。帰りのユーロスターは午後9時過ぎ...まだまだこの危険な土地で過ごさねばならない...ロンドン帰りたい...
いつまでもだらだらしてたって仕方ない。次行こ次...
次は凱旋門へ行ってみる。もう知ってるのがそこくらいしかないんですよね...無計画すぎる...
凱旋門あたりを走る地下鉄。なんかさっきまでのと比べて洗練されている...?
駅に到着。おお...!なんか先進国って感じがするぜ...!!
Charles de Gaulle - Etoille来ました。でかい(小並感)。
うん、やっぱりこの凱旋門のあたりはパリの中心部といった感じで、いろいろなデパートとかが集まっている(銀座っぽい感じ)。我々がふらふらしてた美術館やセーヌ川周辺と違って、街も歩く人々も洗練された様子だ。これでこそ先進国。
が、おそらくそうだろうとは思っていたがどこの店も閉まっている。カフェとかレストランは営業してるけど、デパートは一切営業していない。うーんやっぱり祝日かなんかなのかな...
しかしここも通りが汚い...汚い汚い&汚い。汚いのは駄目だよ...美しくなかったら生きていたって仕方がない...(CV:木村拓哉)
さて、凱旋門見たしそろそろ帰るか...
ユーロスターが発着するパリ北駅に戻ってきた。イミグレの時間を考慮してもまだ時間あるんだよな...外に出て夜飯を食べて行こう。
駅の近くにあったレストランに入ってみた(安かった)。
パンが食べ放題。なんかねー働いてる店員さんたちは黒人とか旧植民地系?っぽい人たちだったんだけどねぇ、忙しそうなのにすごく接客とか丁寧で、フランス語が分からない我々にも英語でメニューとか細かく教えてくれてね、「どこから来たの?」「日本からです」って答えたら「コンニチワ!」ってね、すごくいい人だったね...。当然だけど危ない人ばっかりじゃないんだよね...
で、忘れていない、フランスで果たすべき目的の2つ目がメニューにあるかまず確認。あった!これを待っていたとばかりに僕は店員さんに快活に告げる。「オランジーナ、シルブプレ!」
やっぱりフランスに来たらこれですよ!オランジーナ!ぼくはねーフランスに行くことが決まったその時から、フランスのレストランで瓶に入った本場のオランジーナを飲むと決めていたんだ...。昼はなかったけど、最後の最後で目的を果たすことができたね...
さて、オランジーナを飲みつつメインの料理をば。やっぱり皿の半分がポテトなんだよなぁ...壊れるなぁ...
いやしかしおいしいバッファローウィングだった。イギリスのバーのあれとは比べ物にならない。
いやーパリ遠征、食べ物は美味しいからよかったね...さすがですよ(でもこのレベルなら日本でも普通に食えるんじゃね?むしろ日本の方が...ということは気にしないでおく)。
フランスの(アメリカンな)ファミリーレストラン、バッファローグリル。安いしうまいし店員さんやさしいしオランジーナもある、とてもいいお店でした。またパリに来ることがあったらこのお店で食べようと思います(それなりに有名なお店っぽいですね)。
さて、あとはもう帰るだけ...
ユーロスターは一応国境を越えているので、電車に乗り込む前に普通に飛行機みたいな入国審査があります。これがまためんどくさい...イギリスからパリに入るときは比較的楽で、窓口のフランス人らしきお兄さんも我々が日本人だと分かると「コンニチワ!アリガトゴザマス!」って感じで歓迎ムードだったけど、フランス→イギリスのときはもう窓口のおばさんがめちゃくちゃしつこくて、細かく質問してきて、イギリスから日本に帰るときのチケット見せろとか言われたり(持って来ててよかった...)、もうとにかくめんどくさかった。まぁイギリスって良くも悪くもそういう保守的な国なんですよね...だからこそEUとかグローバル化とかそういう状況になっても、自国の文化を、誇りを守って来れたんだろう...と、フランスとイギリスという2つの国を見て思ったのだった。日本はどういう方向に進むのだろうね...
そしてユーロスターに揺られてドーバー海峡を再び渡る(今更だけど日帰りです)。今日も疲れた...めちゃくちゃ疲れた...
午後11時前にロンドン、セント・パンクラス駅に到着。昨日の反省を生かして、駅から直接タクシーでホテルに送ってもらいます。もちろん例の国が認定してるタクシー(オレンジ色のランプが光ってるやつ)。運転手のお兄さんも非常に丁寧な人でした。ホテルに無事到着。シャワー浴びて爆睡...
明日はどこに行くとかはないので、丸一日使ってロンドンを散策してみようと思います。明日が実質、自由行動のできる最終日。久し振りにのんびり過ごすとしましょう。
[次回へ続く]
※ちなみにこの日どこもかしこも閉まっていたのはなぜかということですが、後で調べて分かりました。今日は5月1日、つまり「メーデー」でした。なんかユーロスターのチケットをとるときにおっ5月1日安くね?この日にしよう!ってとったんですが、つまりこういう理由で安かったのですね...。メーデーは労働者の祝日。この日は、特にフランス人は何が何でも働かない。駅とかで赤十字?の人たちがスズランを配ってたんですけど、そういう祝日だったんすね...。無計画に外国に乗り込んではいけない(戒め)。
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