【廃墟速報】社畜がゆく!秋の瀬戸内遠征 ~瀬戸内国際芸術祭2013~ Vol.4「犬島」
前回の続き。
豊島の島っぷりを堪能して犬島行きの船に乗り込んだところから。
まずは犬島の位置を確認。
豊島の北、岡山寄りの位置にあるとても小さな島。岡山から小豆島行く途中でチラッと見えたところです。豊島からは船で30分くらい。
では上陸上陸ー。
犬島は一つだけ知ってるものがあるけど(それが本日の上陸の目的)、他は何も知らんのよね。上陸してみてまず思ったのは「人住んでるんだ...」てこと。てっきり無人島だと思ってた。
我々と入れ替わりで帰る人々。やはりここ(犬島)も混んでいて、まず帰りの船の整理券をもらうことに。予定より随分遅い船になってしまったがまぁ仕方ない。
港のすぐ近くに芸術祭の拠点らしき建物を発見。とりあえず中入ってみましょうか。
芸術祭のインフォメーションセンター的なものの奥にオサレなカフェがあった。昼飯食ってなくて腹減ってたので何か食い物ないかなーとメニューを見たところ犬島ぜんざいなるものを発見。これ白玉の代わりにそうめんと、あとかぼちゃが中に入ってるんですね。犬島伝統のものだとか。美味かった。あと写真の通り再生紙的なものを食器に使ってるのですね。オサレ。
お座敷に上がりました。窓からは海が見えます。
量的に十分とは言えないまでも飯にありつけたーというところでそろそろ目的地に向けて出発。カフェを後にします。
あとなんか海で魚がめっちゃ跳ねてた。
カフェの裏手から本日の目的地「精錬所」へ向かう道が伸びている。そう、ここ犬島は近代化遺産である精錬所の存在により最近(?)有名になっていたのですね。私もTwitterか何かで見たことがあって、廃墟マイスターとしては行かざるを得ないなーと思っていたんですが、今回瀬戸内遠征ということでついに機会が回ってきたというところですね。高まる高まる。
明治~大正にかけて銅の精錬を行っていたとか。その時の建物の煉瓦が崩れつつまだ残っていて、廃墟感MAXなわけで、近代化遺産登録なわけですよ。ではでは早速、いざ煉瓦ダンジョンへ!
一応管理のため柵と監視カメラが付いてます。なんだか流刑地の刑務所に来た気分。
スーパーマリオワールドみたいだぜ!煉瓦煉瓦!(小雨降ってました)
※以下、ひたすら煉瓦。
こう、壁に突っ込んだら隠しルートがあったりするわけですね!わかります!
海までびっしり積まれてるなぁ!うひょー!
銃撃戦不可避!
いやー煉瓦だらけだね!煉瓦の廃墟!ロマンを感じるなぁ!
この景色ね、見たことある人もいるのではなかろうか。私はこれ見て「行くしかねぇ!」と思いました。なんだよこれ日本にこんなゲームや映画に出てくるような無人島の研究所みたいなところがあったのかよーって。
お、アームストロング砲かな?
なんか現代っぽいガラスの建物が写ってますが、あれが犬島精練所美術館です。精錬所の敷地内に美術館があるんですね。入館料は2000円(高い)。で、この美術館の入館料払わないと精錬所入れません!みたいな雰囲気をところどころで醸し出してるんだけど、全然そんなことなくて、近代化遺産としての精錬所はタダで入れます。
まぁなんか、時間あるしせっかくだから入ってみるかーって思って入ったんですが、いやはや、思ったより楽しめた。美術館って言っても絵画とか壺が置いてあるとかそういうのじゃなくて、空間を利用した仕掛けのようなものがあるのですね。言うとネタバレになっちゃうから言わないけど何だかんだで一回行く価値はありました。
美術館を出て、まだ奥に精錬所の散策路が続いてました。
道を抜けて辿り着いたところにあったのは巨大な城みたいな建物。これ発電所跡らしいです。いやーカリオストロみたいだな。廃墟極まれり。
といった感じで精錬所探索終了。いやー煉瓦煉瓦に煉瓦でしたね。廃墟堪能しましたー。
さて、船が予定より遅くなったのでまだまだ時間がある。もう見るもんないなーと思ってたんだけど、「犬島家プロジェクト」なるものが開催中とのことで。芸術祭のなんかだと思うんだけど、まぁよくわからんけど暇だし行ってみようということで。
犬島の住宅地の方に入っていく(ほんとに人住んでる...)。
古い町並み。町というか村というか集落か。雨も降ってて雰囲気ありますなぁ。
さてさて先へ進む
先へ進む、と言いたいところなのですが、
記録はここで途切れる。
そう、
写真のデータ消失しちまったんだよ...orz
俺将痛恨のミス(1日ぶり2回目)。
ああああああああああおれのライフログ計画がああああああああああ
せっかく犬島楽しくなってきて、面白い景色いっぱい撮れたのに...あたしってほんとばか...
ええ、ことの経緯はですね、Nexus4で写真撮りまくってたんですけどね、8GBモデルで、撮りまくってたら容量だんだん足りなくなってきてですね、その時に「アプリが正常に稼働しない可能性があります」とか表示出てたんだけどね、まぁまだ少し余裕あるし大丈夫だろーと思って撮り続けてたんですけどね、ちゃんと撮れてたんだけどね、
実はGoogle+の自動アップロード機能がぶっ壊れてしまっていたようでしてね、アップロードが途中で止まってしまっていてですね、おれはその事実に気付かなくてですね、先日Nexus5が発売されてですね、即ポチった次第なんですけどね、不要になったNexus4を売るために初期化したわけなんですけどね、つまり
写真データ 全 消 去
なわけですよよよよよよよよよよよ
あああああああああやっちまったあああああああああああ
と絶望に震えてたのが数週間前。まぁやっちまったもんは仕方ないですよ。壮大なライフログ計画も狂っちゃったかなーというところだけど、多少はね。それに今回は友人が同行して写真撮ってくれてたからね。
というわけで以下、写真presents by友人で進めていきます!あざす!
気を取り直して犬島探検再開。
結局家プロジェクトって何なのという話ですが、犬島の集落には人が住んでいるものの、やはり空地、空き家となってしまっているところが点在していて、んじゃそれをアートにしちゃいましょう!ということで始まったプロジェクトらしいですね。A邸、C邸、みたいに何か所かあって順番に回っていく。ちなみに建物の多くは共通チケットが必要(空地のアートは勿論タダで見れるけど)。確か美術館のチケット買ったらこれもセットで見れるんだったかな?
ただの空地をこんな風に改造。あんまり違和感ないのがいい。集落の景色に馴染んでる。
墓とか。集落っぽい。
家プロジェクトとは別のもので、個人の芸術家の方がやっているプロジェクト、犬島ハウスプロジェクトだったかな。家を犬小屋に見立てている。家に上がらせていただいて、↑の犬について熱心に説明していただいたり、モデルとなった犬と戯れたり。カメハウスみたいなノリで楽しめました。
あとは無人の港とかあって、上陸当初からロシアの僻地だかノルウェーかフィンランドの漁港みたいな雰囲気のある島だなーと思っていたんですが、雨も降っててまさに黒ねこサンゴロウみたいな空気になってましたね。残念ながら写真はない...個人的にかなり印象に残った場所だけに本当に残念...
さて、家プロジェクトの家も全て回り終え(写真ない)、のんびり歩いてぐるっと島を一周、港まで戻ってきた。まだ船まで時間がある。腹が減ったし雨も降ってるのでまたカフェに入ってドーナツ食いました。小豆島産オリーブドーナツ。こちらに来てからほんとにまともな飯にありつけた記憶がないが、僻地ゆえ仕方ない。また体重が減ってしまう...
そして帰りの船が到着。また遅れたんだったかな。やはり芸術祭でだいぶ混雑してる模様。帰りは小豆島土庄港行きの船に乗り込み、小豆島で乗り換えて高松へ向かいました。初日と同じく船内で日本シリーズを見るなど。
高松着いたら一旦車を回収し、高松から少し離れたホテルへ。車を置いて、夕飯のため高松駅へ再び電車で戻る。電車というか煙突付いてましたけども。あと駅に改札がない。田舎あるある。周りは割と普通の住宅街っちゃ住宅街なんだけどまぁなんか若者は生きにくそうだなぁと思った。ちなみに高徳線。これを南東へ下ると徳島へ行ける。
高松駅周辺はショッピングモール的なものもあり少々栄えている(四国最大だとか)。
まぁしかし既に夜9時、10時という時間帯なので空いてる店がなかなかない。眠らない街ではない模様。
スペインのBAR的な店がやってたのでここに入り、最後の晩餐。ビールうまーかったです。
晩餐を終え、ホテルへ帰る。シャワー浴びて爆睡。明日は東京へ舞い戻る。飛行機が早いので移動だけで終わりそうな感じです。
そんな感じで旅行2日目終了。
[次回へ続く]
美術手帖 2013年 07月号増刊 瀬戸内国際芸術祭2013 公式ガイドブック アートをめぐる旅 ―――夏・秋
- 作者: 北川フラム,瀬戸内国際芸術祭実行委員会,美術手帖編集部
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (3件) を見る
るるぶ香川 高松 琴平 直島 小豆島'14 (国内シリーズ)
- 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
- 発売日: 2013/03/18
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: トーベ・ヤンソン,Tove Jansson,小野寺百合子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/12/03
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 作者: トーベ・ヤンソン,Tove Jansson,鈴木徹郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/12/03
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る