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旅とガジェットと社会学

【大反省会】 春の大英帝国遠征スペシャル!~ヨーロッパに行ってみた~ Vol.9 『帰還』

2週空いてしまった。

 

9回に渡りお伝えしてきた大英帝国遠征スペシャルもついに今回が最後となります。長かった、今回は本当に長かった。

 

Vol.1を書いたのがちょうど2か月前。旅行に行ったのはGWなのですが、だらだらと書き続けて気付いたら夏になっていました。暑い。そろそろ夏の遠征の計画も立てなければ...

 

とりあえず反省会とかはあとにして前回の続き。

 

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イギリス遠征最終日(6日目)、午前7時に起床。よく寝た。今日ついに帰国かぁ...感慨深い...

 

帰りの飛行機は午後1時。余裕をもって空港には着きたいので、朝食を食べて荷物を整理したらぼちぼち出発します。お世話になりましたー。

 

ヒースロー空港まで行く手段はヒースローエクスプレスとかいくつかあるけど、我々は地下鉄で移動。30~40分くらいかかったかな。

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JALとかANAとかヴァージンアトランティックとか、日本へ行く便はターミナル3から出ている。

 

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ヒースロー空港に到着。チェックインは中にいくつか設置されているマシンを使って自動で済ます。

 

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ここにもピアノ発見。子供が叩いて遊んでた。その脇には(弾こうかな...弾こうかな...そわそわ)と怪しい動きを見せるアジア人の若者がいた。というか僕だった。

 

そして荷物チェック、結構混んでいてあわただしい様子。液体とか金属の有無を機械でチェックしているのだが、本日はそれに引っかかる人が多いのか、チーフっぽいブリティッシュおばさんも「もう!また!?」って感じだ。我々も急かされてレールに荷物を載せる。が、ビーッと音が鳴って、僕の荷物は詳細チェックを行う方へと流されていってしまった。あれ、液体とか何も入ってないよな...ガジェットも分けたし、うーん...?

 

チーフっぽいおばさんにバッグの中身をひっくり返される。とおばさんが手に取ったのはジャムが入った袋だった。え、まさかそれ、え、だめなの??

 

駄目だった。ジャムもリキッドなんすね...(無知)。「液体は持ち込めないから捨てるか下で預けてきなさい、それかここで処分する?」って、おいおいチーフ、そこには僕の大事なコッツウォルズの蜂蜜も入っているんだ、捨てるなんてありえないんだぜ?

 

というわけで下(受付)に戻って手荷物とは別に預けることにした。こういうことがあるから早めに来ないとなんだよなーうんうん。

 

どこに聞けばいいかなーということで、スペシャル受付(?)にいたお兄さんのところにいって「これ(ジャムと蜂蜜が入ったバッグ)預けたいんですけど」って言ってみる。パスポートとかチケットとかいろいろ見せると、あれ、なんか無理っぽい...??

 

なんか英語がうまく理解できなかったんだが「あなたはもう荷物を1つ預けたことになっています」って言ってるっぽい。いやそんなばかな、確かに私は先ほど受付したときに「あ、機内持ち込み手荷物だけです」って受付を終えてたけど、預けたものは何もないぞ...??(そもそも預ける用のちゃんとしたガラガラキャリーバック的なものを持ってきていない)いやいやいやちょっとまてこのままじゃおれの蜂蜜が...!! I didn't...I didn't...!!(混乱)

 

英語が上手く出てこず、状況の説明も交渉もできず、最後に「OK...」とだけつぶやいてその場を立ち去った。僕落胆。預けられず...

 

預けられなかったということはもうこのジャムと蜂蜜は捨てるしかない。荷物チェック前のリキッドを分ける(捨てる)作業台のところにヴァージンアトランティックの人がいたので、最後に「これって捨てなくちゃいけないんですよね...」ってジャムを渡しながら聞いたら、「そうですね...」と。そしてそのままゴミ箱へ...。「ここで食べていく?」と聞かれたが、「いえ、やめときます...」と僕は答えた...。違うんだ...それはここで食べるために買ったんじゃないんだ...おみやげなんだ...おみやげであることに意義があるんだ...

 

ヴァージンアトランティックのお兄さん、とてもつらそうにハロッズのジャム×3とコッツウォルズの蜂蜜×2をゴミ箱に投入する。おれが無知であったばかりに...つらい役目を背負わせてしまい本当に申し訳ない...。さらにその様子を脇で見ていたブリティッシュおばあさん「oh my god...」。俺、苦笑。

 

ジャムと蜂蜜を失って二度目の荷物検査はすんなり通った。しかしジャム...リキッド...JAM is LIQUID...orz

 

本当につらい。まさかこんなことになるとは思わなかった。今朝なんて荷物まとめるとき並べたおみやげを眺めながら「しまったな...ジャムとジャムとジャムと蜂蜜と蜂蜜でかぶってしまったwははw」とか言ってましたからね。あたしってほんとバカ...。

 

まぁ...いいんだ...しょせんジャムと蜂蜜...またいつかイギリスへ来て買って帰ればいいさ...生きてればまた来る機会もきっとあるよ...コッツウォルズで行けなかった村たくさんあるしね...コッツウォルズ...本当に美しかった...な...あれ...なんか目から生理食塩水が...おかしいな...本当に可笑しいな...!!(涙声)

 

飛行機の時間になり、落胆しながら乗り込む。まったくこの大英帝国遠征、面白すぎる幕切れだぜ...この最高の自虐ネタはブログに書かなきゃな...うっ...(嗚咽)

 

さらばイギリス...蜂蜜買いに絶対、絶対また来るからな...来るからな...!!

 

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あーつらい。おれを慰めてくれるのはハイネケンだけ...

 

落胆しつつ映画など見る。『LIFE』見た。チャーリーとチョコレート工場の人だったのね、なかなか面白かった。ウォルター・ミティの人生、まるでおれの人生のようだ...ははっ...。

 

アイスランドとかグリーンランドはいつか行ってみたいと思った。その前にドイツだなドイツ。

 

その他SEALsの映画などを見る。もう街ゆく欧米人が全員軍人にしか見えない。怖い。

 

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KEY LIME PIE...Android5.0...

 

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シベリア。もしかしたらオーロラ見れるかもって期待してたけど、ちょっと夕方っぽくなっただけで全く夜を迎えずにそのまま明るくなっちゃったね。まぁいいやそのうちフィンランド行くから...

 

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朝食。機内食は基本うまい。

 

 

そして10時間くらい(たぶん)で成田空港に到着。帰りの方が飛行時間が微妙に短くなるんだよな。つまり不思議だ。

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まずは借りてた海外用Wi-Fiルーターを返しに行きます。借りたときと同じデスクの脇に設置された返却ボックスへ投入。高かったけど非常に役に立ちました。また使うかも。

 

そして行きと同じく東京シャトルで東京駅まで舞い戻る(予約してないのでその場で現金で購入。相変わらず従業員の人々のテンションが全体的に低い)。帰りのバスも例のアナウンスしながら運転するマルチタスクおばさんでした。すごい。

 

で、東京着いたら電車に乗ってホームタウンへ...。

 

こちら日本、まだ昼。時差ボケ対策のため本日も夜まで粘らなければならない。買い物したり適当に街を徘徊して過ごし、夜になったら爆睡。

 

というわけで長い長い大英帝国遠征から帰還。ついに旅は終わりを告げたのでしたーめでたしめでたし。

 

めで...たし...

 

 

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そんなわけで遅くなりましたが大英帝国遠征スペシャルの大反省会を開催したいと思います。今回はもう反省せずにはいられない。

 

といいたいところですが、さっきほぼ書き終えてたところで文章が消滅してしまったのでやる気をなくしている。ので簡単に終わらせたいと思います...

 

1.コッツウォルズについて

 超絶美しかった。ジャムとか蜂蜜とかバスとかいろいろつらいこともあったけど、バイブリーの景色を思い出すだけで、ああ、行ってよかったなって思えるんだ。コッツウォルズの他の村で行ってないところがたくさんあるので、また第二次遠征を企画することになると思う。何年先になるかはわからないけど。蜂蜜買いに行く。

 

2.パリについて

 治安が悪すぎる。帰ってから調べたけど不法移民が流入して去年あたりから治安が悪化してるっぽい。

 

パリ参考↓

http://www.afpbb.com/articles/-/2952410

http://2chdeeigo.blog.fc2.com/blog-entry-169.html

http://fumitea.exblog.jp/17631071/

http://webnews.asahi.co.jp/shikyoku/paris/20130809.html

 

フランス行くなら南仏だなぁ。田舎がいいよ田舎が。あとモンサンミッシェル

 

あと美術館全く行けなかったのは残念だけど、日本の国立新美術館オルセー美術館展が開催される。チケット買ったので来月辺り見てきます。

http://orsay2014.jp/

 

3.総括

 疲れた。とにかく疲れた。ここ数年の遠征の中で最も疲れた。まぁ何しろ新しいことばかりだったし、予想外のことがありすぎた。でも私にとって楽しいことってのは大体新しいことで、新しいことってのは疲れるもので、脳に刺激を与えるもので、新しくて楽しくて疲れる、それが人生というものなんじゃないかって思った(ドMの発想)。

 

4.今後の予定

 瀬戸内遠征で若干世界が飽和状態になりつつあったけど、今回の遠征でまた拡張された感ある。ドイツ行きたいドイツ。ドイツでクリスマスマーケット巡りしてビール飲んでソーセージ食いまくる。今年はちょっと厳しいかもしれないけど来年の冬辺りに行けたらいいな。あとオーロラみたい。北欧かな?サンタクロース村を訪問した時にオーロラ見れたら最高だろうな。ドイツの次くらいに行こう。

 その前に夏の遠征なんですよね...全然計画立てられてない。とりあえず今候補に挙がってる中で最も確率が高いのが鹿児島・種子島屋久島あたり。予算的にも都合がよい。あと星が見れたらいいなと思う。ここ数年の遠征で満天の星空を見るというのは毎回目標に掲げてはいるんだけど一度も実現していない。今年の夏こそは見てみたい。早く計画立てなければ...

 

 

 

以上、反省会でした。なんかあっさりしてるけど正直イギリスから帰ってから「イギリス行ってきた!」っていう実感があんまりないんですよね。何か変わっただろうか。とりあえず日本って素晴らしい国だなと思った。ヨーロッパにも美しいところはあるけど、だめだめな部分もたくさんあって、日本も悪いところたくさんあるけど、世界に誇れる良いところがたくさんある。ヨーロッパがだめだめなところはきちんと「No!」と言って、ほら、日本にはこんなに素晴らしいものがあるんだよ!って感じで輸出していくべきなんだと思う。

 

あと英語ちゃんと勉強しようと思った。ずっと言ってるけど、むしろ「戦うために」英語を学ばねばならないと感じた。でなければ大事なもの(蜂蜜)を守れない。少し平和ボケしすぎたようだ。我々の戦いはこれからだ。

 

あと日本ってほんとメシがうまいなぁと思った。ぼく焼き魚とかあんまり好きじゃなかったんですけど、帰って来てからほっけ定食とか頻繁に食うようになった。WASHOKUイズナンバーワン。

 

そんな感じですかねぇ。物語的な意味で大きく変わったところがあるのかというとちょっと疑わしい。結局は日々の生活、日常が物語を左右するのではないかと。「いま、ここではないどこか」に行ったところで日常はそれほど変わりはしない。物語は生まれない。日常を拡張していった結果、世界のどこかにいるということもあるかもしれないが、根本的な部分が変わらなければ、自分の中の世界はまた飽和状態になる、いずれ限界を迎える。と、なんとなく遠征から2か月が経った今そんなことを考えている...

 

言いたくないけど結局は「仕事」なのではないかとね...がんばらなきゃなぁ...

 

 

 

というわけで長らくお付き合いくださりありがとうございました。イギリス楽しかったよ。コッツウォルズ以外にもスコットランドとかウェールズとか湖水地方とか美しいところがたくさんある。本当に美しい国です。皆さんも是非訪れてみてください。

 

次回更新はたぶん8月か9月。美しい星空を見れることを願って、今年も夏の遠征に行ってまいります。ではでは。

 

EDにYourVoice使おうと思ったけど怒られそうなのでやめておく。 

 

 

英国で一番美しい村々コッツウォルズ (ショトルトラベル)

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図説 英国コッツウォルズ―憧れのカントリーサイドのすべて (ふくろうの本)
 

 

A02 地球の歩き方 イギリス 2013~2014 (ガイドブック)

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るるぶイギリス (るるぶ情報版海外)

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きんいろモザイク (1) (まんがタイムKRコミックス)

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速読英単語 (1) 必修編 改訂第5版

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