春の大英帝国遠征スペシャル!~ヨーロッパに行ってみた~ Vol.2 - コッツウォルズ編① 『モートン・イン・マーシュ』 『バートン・オン・ザ・ウォーター』
\前回のラブライブ!/前回の続き。
イギリスに舞い降りた我々は時差ボケ対策も兼ねて夜までロンドンの街を練り歩き(危険)地下鉄で迷子になったのち何とかホテルに辿り着き眠りについた!
翌日―。
旅行2日目。今日は朝からコッツウォルズに向けて遠征します。コッツウォルズというのはイングランド中央部に位置する丘とかそこらへん一帯を指します。地図で見てみよう↓
今我々が来ているのがここイギリス。わーほんとに来ちゃったよイギリスわーわー。
で、コッツウォルズはここらへん↓
イングランド中央部。ロンドンから近いような遠いような...。そして一口にコッツウォルズと言っても結構範囲が広い。コッツウォルズ地方と言うべきか。北海道みたいなもんかなぁ。(☆がついてるのは私が事前に行先としてピックアップしといたところ。もちろん全然回り切れなかったYO...)。
ロンドンからコッツウォルズへは鉄道で行きます。ロンドン発コッツウォルズ行きの電車は全てパディントン駅から出ている。まずはバスでパディントン駅まで向かいます。地下鉄はストライキで止まってるからね。おうち帰ってジャムでも食ってろってか。
ホテル最寄りのバス停からパディントン駅行きのバス(例の2階建て)に乗って出発。バスの時間・番号などは前日にバス停の時刻表を見て確認しておきました。一応旅行前にこういうアプリ(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mdv.SWCompanion)を使って調べてたんだけどバス停の名前とか微妙に間違ってるとおかしなルートを表示したり時間間違ってたりで難しい。アプリはあくまで補助で、しっかり現地の時刻表を確認しないといけない。
ちなみに鉄道はこちらのアプリで料金や乗り換えなど事前に調査しておきました。かなり役立った(というか他に使えるのがない)↓
https://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.nationalrail.google
早起きなサラリーマンに混ざりつつパディントン駅に到着。現在時刻は午前6時40分。眠いやら時差ボケ(軽度)やらで若干ふらふらする。
では早速、コッツウォルズ遠征の時間だ!!!!
シノが乗ってた電車と同じだ!!
クソ田舎へ向かうのに電車がピッカピカの近代仕様なのがまたいいんだよなぁ。ここから北コッツウォルズの拠点、モートン・イン・マーシュ駅まで乗り換えなしで1時間15分程度乗ります。いざ出発!
車内は日本の新幹線とあまり変わらない感じで快適でした。車内販売とかもある。テーブル付きの席を確保し(席はわりと余裕がある)、乗り込む前にパン屋さん?で買ったサンドイッチを朝食にいただきます。うん、なかなかうまいじゃあないか。
オックスフォードとか経由しつつぐいぐい進んでいく。オックスフォード駅では学生っぽい人たちがたくさんいた。教授らしき人も電車を降りていく。この街も歴史を感じる街並みが美しいんだよなぁ。今回は時間の都合で立ち寄ることはできないけど、私もこんなところで勉学に励んでみたいものだ。
いやーそれにしても目的地まで1時間ちょいだからすぐ着いちゃうね。わりと近い。ロンドン人は軽い気持ちで週末に遊びに行ったりしてるとかなんとか。軽井沢的なあれか。
どんどん景色が英国っぽいクソ田舎になっていくぞ!漲ってきたぜ!(菜の花が綺麗でした。季節的には日本の3月のような感じです)。
いやーやっぱり鉄道は最高だなぁ。イギリスの鉄道も素晴らしい。この何もない原っぱの中を一直線に突き抜けていく感じが最高すぎる(が、若干電車のスピードが速すぎるような気がしなくもない。怖い)。
そしてあっという間に目的地モートン・イン・マーシュ駅に到着。
うーんクソ田舎の駅だな!天気が良いとは言えないけど霧がかかってる感じがまたイギリスっぽいしなんか幻想的でいいじゃないか。そして涼しい。日本の秋くらいの気温。
さて、モートン・イン・マーシュに着いたはいいけど実はあまりここでは観光してる時間がない。ここから出ているバスに乗ってコッツウォルズで最も有名な村の一つ、バートン・オン・ザ・ウォーターに向かいます。
バス停を探すぞって、
ファッ!?日本語!?
あー最近コッツウォルズが日本人に人気ということで旅行者が増えてるので鉄道会社の人が付けてくれたのかな。なんかちょっと恥ずかしいぞ。
とにかくバス停へ向かう。
バートン・オン・ザ・ウォーター行きのバス停あり。上のチッピング・カムデンも綺麗な村らしく、本当に行ってみたかったんだけど泣く泣く旅程から外しました。いやコッツウォルズ遠征計画は本当に苦労した...村と村とのアクセスが悪すぎてうまい具合にルート作れなくてね...まぁそれはまた後ほど...
モートン・イン・マーシュ中心街まで来ました。まだ朝の8時くらいなので人は少なめだけどマーケットプレイスやってました。若い兄ちゃんが口笛吹きながら果物準備してたりしてなんかいいぞ。田舎最高じゃないか。
マーケットプレイス前でバス停発見(一応大体の場所はGoogleMapで事前に確認済み)。ふむふむ、9:15発だな。
しばらく待ってバスはほぼ時間通りに到着。バスに乗り込むときに運転手のおじさんに1日有効のパスを貰います。コッツウォルズローバーなるパスが存在すると聞いてたんだけどとにかく1デーパスくれって言ったら10ポンドくらいのものをくれたよ。レシートみたいな紙切れだったけど大事に保管しなければ。
バスに揺られること15分。バートン・オン・ザ・ウォーターに到着!
バス停前。バートン・オン・ザ・ウォーターといえばあの小さな川に小さな橋が架かった絵ですねぇ。バートン(以下略)についてはコッツウォルズの存在を知る前から知っていた。旅行雑誌でよく見てたからね。しかし村の名前だとは知らなかったよ。というわけでその有名なオンザウォーターな景色をこの目で確かめるべく川辺へ向かうぞ!
車の博物館?観光地のにおいがぷんぷんするぜ!
(徒歩30秒でした)。おおう...
ほう...
ふむ...
なんと美しい...
これが蜂蜜色...落ち着く...
和む...
我々が行ったときにちょうど芝刈りをやってて、ビニールのひもだとかフェンスだとかが設置されてたり芝刈り機がガーガーいってたのがちょっと残念ではあった。だがそれもリアルというものさ。
川辺をほげーっと歩いているとカモたちに餌をやっているおばはんを発見。日本でやると怒られるけどここは餌付けおkなんだなーへーと見ているとおばはん寄ってきて「これあげるわ!」と持ってたパンの耳を全部よこしてきた。サンキューマッマ。おれは久しぶりに畜生共へのエサやりを楽しんださ。
続々と畜生共が群がってきやがるぜ!
いやーそれにしても綺麗なところだなぁ...来てよかった...
さて、餌やりタイムは終了。川辺を離れてちょっと街の中に入ってみよう。
雰囲気のあるおみやげ屋さんがあった。コッツウォルズの蜂蜜とバートン・オン・ザ・ウォーターのジャムを買いました(なおこれについては衝撃の結末が待っている模様)。ちょっと持ち合わせのポンドが不足していたので郵便局の場所を聞いたらおばさんがゆっくり丁寧に教えてくれたよ。外国人の観光客にも慣れてるみたいだ。
ロンドンにもあったけどいいねぇ、赤い電話ボックス。存在感があるぜ。
郵便局で両替。ロンドンにあった郵便局とは全然違って、普通におみやげ屋みたいになってました。パディントンのぬいぐるみがあってちょっと心が惹かれたけど結構高かった...
中心部(川のあたり)から離れていくとどんどんクソ田舎臭が増してくるぞ。
天気が良くなってきた。どうやら朝だけ霧が出るみたいなんだよな。
牧草地が見えた。あそこまで行ってみよう。
春ですねぇ...
牧場っぽいところ。なんにもいないけど広くてよいなぁ...
さて、散策はこの辺にしてそろそろ川の方へ戻ろう。次のバスの時間があるからね。
バス停がある中心部からは少し離れたところの風景。ここが一番美しいな...
ベンチニキ「座れよ」
川沿いを歩きながらバス停へ向かう途中で脇道発見。牧場の気配がするぞ。
「public footpath only」って歩いていいってことですよね...??ですよね...??
なんだここ超美しいな。
ひつじだ!そうそう、コッツウォルズは羊毛で栄えた地域なんですよ。
うまそう。
こういう絵本みたいな道ほんと好き。最高。
いやー順調にイギリスのクソ田舎を堪能している...ここを選んで正解だった...
バス停付近の中心部まで戻ってきましたが、まだちょっと時間があったのでベンチに座ってアイスクリーム食ってました。うーん英国らしいしつこい甘さだ。
ぐうかわ。
バス停の近くにあったフィッシュ&チップスのお店?でほにゃららチップスっていうのがあったから頼んでみたんだけど尋常じゃない量のフライドポテトが出てきて焦った。箱いっぱいにポテトポテトアンドポテト。やべぇよこれがイギリスクオリティだよ。でも味はなかなかフレッシュでジャガイモっぽくて良かったです。量がイカレてるけど。
さてバスが来た。次はノースリーチという村を経由してバイブリーに向かう。一応「ノースリーチ行く?」と運転手さんに確認してみたら「いや次のバス。1時間後」と言われてしまった。そんなばかな...旅行前にも調べていたはずなのに...!やべぇよやべぇよ、このコッツウォルズではバスで乗り換え一本ミスったらもう命取り、目的地に辿り着くことも帰ることもできなくなる。1時間後って大丈夫なのかよやべぇよやべぇよ...!
いろいろ騒いだのち、結局次の1時間後のバスに乗った(13時半出発)。このバスは確実にノースリーチまでは行く。ノースリーチに着いたらなんとか1分でバイブリー行きのバスに乗り換えるんだ。ミスは絶対に許されない...
命懸けのデスマーチが始まった。
[次回へ続く]
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