思いつきで旅に出てみた in 関東甲信越 by 青春18きっぷ episode 2 ~清里編~
はい。まずは清里に行きました。
朝5時に起きて、飯食って、充電が完了したガジェットたち(iPad, iPod touch, WiMAXルーター, eneloopほか)を持って、最寄り駅へ。
電車乗って中央線まで出て、そこから大月→甲府→小淵沢という風に乗り継いでいきました。ここまで中央線一本。どんだけ長いんだ中央線。
大月あたりは結構人が住んでてこれから出勤すると思われるサラリーマンがいたりしました。甲府周辺はぶどう畑がたくさんありました。あとはひたすら山ですねー
小淵沢で降りて、JR小海線へと乗り換えて清里に向かいます。これはもう完全に山の中を走る電車ですね。終点は小諸ということで、「あの夏で待ってる」のいわゆる聖地ですね。まぁつまり基本的には何もないところです。何もないところに物語を作るのだな。
小淵沢。関東の人は八ヶ岳の自然教室とかで馴染みのある人も多いはず。
平日の田舎の駅。(人いねぇ・・・)
清里で降りました。目的地に到着。ここまで3時間半~4時間ってとこですね。まぁ大した時間ではないでしょう。ずっと座って移動だったし。この距離なら日帰り余裕です。
清里駅。平日だから人少ないね。おじいさんおばあさんの集団が一緒に降りました。
駅前の風景。山が見える。天気良くてよかった。
はい。ここでやっとなぜ清里というクソマイナーな土地を目的地に選んだのかということですが、私は10年くらい前にキャンプでここを訪れたことがあったのですね。そのときの駅前のお土産屋とか通りの賑やかさとかが妙に印象に残っていて、妙に楽しかった記憶がありまして、いろいろな土地を見てきた中でもまた訪れたいと思っていたところなんですね。
あとは、この清里という土地は「メルヘン」をテーマに街づくりをしており、異国風の建物とかが多かったり、一年中クリスマスのお店があったりするんですね。まぁ私の大好物なわけですよ。クリスマスは正義。
そういった理由で清里に行くことにしたわけです。距離的にも日帰りでいける距離だから、青春18きっぷの予行演習にもちょうどいいかなーと思ったわけです。
さてそんなかんじで清里に降り立った僕は探検を開始する!
駅前にでかい機関車を発見!メルヘン!
異国風の建物&通り!メルヘン!
清里開拓の父ポールラッシュの時計台!メルヘン!
うん!メルヘンだ!すばらしい!
・・・いやいや、ちょっと待て。これはおかしい。
さすがに人、いなさすぎしゃね・・・??
いやいくら平日とは言ってもさぁ、もう少し人いてもいいんじゃない?
というか周りの店さぁ・・・
めっちゃ閉まっとるやん!
ゴーストタウンじゃねぇか!
なんだこれ!清里こんなになっちまってたのか!
いや噂には聞いてたけど(メルヘン路線が失敗して観光客が来ないとかなんとか)、これほどとは・・・
もう少し歩いてみる。
テラ廃墟。
メルヘン!と見せかけて廃墟。(これはこれでなんかいい)。
お?ここはなんだ??
廃墟だった。
ジブリに出てきそう。(神隠しや!)
なるほどなぁ・・・。
これはあとで母に聞いた話なんだが、10年前の時点で既に駅前あたりは衰退してたらしい。少年の世界観ではそこまで目がいかなかったんだなぁ。
これが今の清里の姿か。
いやまだ希望はある。「萌木の村」というのは確か大きめのメルヘン商業施設だったはずだ。ここに行ってみよう。
着いた。が、何もねぇ・・・
看板にもなってる森のメリーゴーランドとやら。
当然のように誰も乗ってない。
人いないし何もなさ過ぎて逆にただの「村」って感じが強まってました。
クリスマスショップは6月で閉店していたということです。唯一の希望が・・・
いやまだ希望はある。これが正真正銘最後だ。
そう、清里といえば「清泉寮」。
バスもあるけど金ないので徒歩で移動。駅の反対側へ。
踏み切りで撮った風景。夏って感じだねぇ。
高原の牧場っぽくなってきた。(天気悪くなってきた)。
着いた。
ここは前来たときにソフトクリーム食ったなぁ。今回は歩いてのどが渇いたので牛乳200円飲んだ。うまし。
しかしここも別に何もないよなぁ・・・。子供たちの自然教室の拠点って感じだしなぁ。
うん・・・帰ろう。
駅までバスで移動。だがしかし駅に着いたのは13時くらい。次の小淵沢行きの電車は15時。まじかよ!田舎まじかよ!いやわかってたけど!これはつらいなぁ・・・
駅前で奇跡的に営業中だった喫茶店で月見そば(一番安かった)を食いながら時間を潰した。
喫茶店を出てもまだまだ時間あったので駅のベンチでボーっとしてた。
ほげー
あ、ちなみに青春18きっぷは最初のJRの駅でスタンプ押してもらって、それ以降は見せるだけで改札通り放題です。「青春18きっぷです(キリッ」ってやって堂々と通ります。なんかいい気分。いい旅夢気分。
さて、ほげーっとしながら今後のことを考える。前から行こうと思ってた清里を訪れたはいいが、実際来てみるとこの有様。最初から予行演習のつもりだったとはいえ、このまま帰るのはなんかもったいなくないか・・・?なんか損してないか?
うん、やっぱりこのまま帰るわけには行かないぜ。この1日乗り放題のきっぷを使ってやれることがまだあるはずだ!
小淵沢に行ったらiPadでちょっと調べてみよう。(この周辺では小淵沢あたりしかWiMAXつながらない)。
そして電車がきて小淵沢到着。この時間からでも行けそうな場所を探す。ふむふむ、松本城とかいいんじゃないか?諏訪湖通って松本まで中央線で一本。ああでもそうすると帰りがだいぶ遅くなるな・・・本数少ないし。ああどうしよどうしよ。行こうか行くまいか。やっぱりこのまま帰っちゃうか?うーんうーん・・・あっそうだ、明日大学休み(試験ない)だし、どうせ帰り遅くなるんだったらこのまま泊まってっても同じじゃね?泊まりありっしょ。じゃあじゃあ泊まるなら松本じゃなくてももっと遠くまで行けるよな。あっそうだ!新潟行こう新潟!長野から新潟ってすぐだよな!隣だし!
うん。新潟行くことにした。
小淵沢から新潟までの経路を調べてみる。
えーっと、今15時30分。松本、長野、直江津、長岡と乗り継いで新潟に着くのはー・・・
0時過ぎやん。8時間かかるやん。mjky!
あーどうしよ。0時過ぎかー。これは眠いな。いやでも今日はとりあえず長岡まで行って、明日朝早く出て新潟探索することにしようそうしよう。
ということで長岡へ向かう。同時に長岡のビジネスホテルをiPadからスマートに予約。素泊まりで4000円ってとこです。
ちなみにこんなルート。
いやーしかし篠ノ井線とか初めて乗ったけど高校生ばっかだね。田舎の高校生って・・・なんか夢があるわ(意味深)。まぁでもニコニコ動画とかの話してたりPCがどうとか、やっぱりネットの力で均質化されてきてはいるなぁと思った。ファッションも東京と全く変わらんし、みんなスマホいじってるし。まぁこんなもんだよな。今の地方の現実。遠出したのはここら辺の事情を探るという意図もあった。
長野で一度降りて夕食タイム。何食ったらいいかわからんのでマックに入った。ここらへんは完全に都会。地方都市。ハンバーガー食ったけどなんかやたら塩コショウが効いてた。これが長野クオリティーか。あとなんか野菜が足りないなーと思っていたところ野沢菜の入った名産おやきというものを見つけたので食った。なかなかうまい。
飯食ったら長岡までとにかく移動ひたすら移動。暗くなってもひたすら移動。これがなかなかきつかった。まだ日が出てるうちは電車の窓から田舎の風景を眺めながら「うおー!段々畑だー!」とか楽しんでることができたのですが、暗くなると外が全く見えない。電車の中が明るいから反射して全く見えない。長野~直江津は暇すぎて死ぬかと思った。
さらにこの直江津までの妙高5号、夜の山の中を走るのですが、駅に止まるたびに一人、また一人と乗客が消えていく。気づいたら車両の中に僕しかいないという状況になってました。なんだこれ!ぼかぁそのうちトトロが乗り込んでくるんじゃないかと思ってわくわくしてしまいましたよ。乗ってこなかったけど。仕方ないので座席の上でブリッジしたりして遊んでました。
やっとのことで直江津に到着。直江津といえばあれだね、直江津高校だね。西尾維新や!時間があったら探検したかったけどもう暗いので断念。ここでまた乗り換え、海沿いを走って長岡へ向かう。まぁ海とか全然見えないけどね。暇。
そしてついに長岡へ到着。
や、やっと着いたー・・・
駅前のホテルにすぐチェックイン。長岡も結構発展してるところで、WiMAXもちゃんとつながる。Twitterなどを確認。ていうか電池がやばいかもしれないということで明日に温存。女子サッカーの試合を見て寝ました。
明日は7時くらいに起きて新潟移動して朝飯食って、「思い出巡り」だ。
(新潟編へ続く)