ジェットスターで行く!北海道富良野・美瑛旅行 Vol.6「小樽」
前回の続き。デート・ア・ライブ2日目。
朝5時半に起床して集合場所の札幌駅へと向かう(集合時間早過ぎィ!)。朝起きた瞬間から既に(めんどくさい...)という呟きが脳から漏れてきてしまっているがそれはもういい。おれは今日、リア充ライフへの足がかりを掴む!(なお
いやまぁ実際デートとか全然大したことではないとは思うけどね。普通普通。至って普通。普通に生きてたらよくあることだよね。おれはそういうの普通だと思ってる。マジで普通。あー普通。
で、札幌駅で無事合流。
早速電車に乗り込み、本日の目的地小樽に到着。
4年ぶりの小樽。高まる高まる。
小樽は一回来ててオルゴールとかガラスとか主要な観光資源は既に体験済みのつもりなのだけど、やっぱりあのメインストリートや運河のメルヘンっぷりは好きだからねぇ。街の雰囲気がいいところは何度来てもいい。あと前来たのが冬だったから夏はどんな雰囲気なのかなぁと。
さて本日の小樽での行程。例によって彼女がいろいろリストを作ってきてるのでおれはボディーガードよろしくそれについていく(紳士)。しかし中国語で書いてあって何の事だかよくわからんものとかあるので観光案内所で聞いてみたり(おれも別に小樽詳しいわけじゃないからね)。中国語&日本語話せるスタッフの方がいてはかどるはかどる。
余談だけど駅から運河およびメインストリートの方へ降りていく途中にパチンコ屋があって、台湾の君が『(PACHINKOの文字を指差しながら)あれなんて読むの?パシィンコ?』と聞くから『ノーノー。パチンコだよ』『パ...??』『パ・チ・ン・コ☆』『パ...チンコ.........チンコ!』『イェスイェス!www(ゲス顔)』みたいな感じで日本の文化について教えてあげたりしてました。異文化交流超楽しい。
何はともあれまずはここ。小樽運河に到着。
なるほど夏はこんな感じか。うんうん、なかなかいいじゃないか。
やはり港町というのはどこか日本とかかけ離れたような雰囲気があるね。もしかしたら本場ヨーロッパとかに行ったらこの風景に感動するようなこともなくなっちゃうのかも知れないけど、今はこの時、この場所を楽しむとしよう。
運河の近くにある海猫屋というところに来てみた。何の事だか全然分からなかったんだけどこれいわゆる歴史的建造物で、今はカフェになってるみたいだね。なかなかのメルヘンじゃないか。
そしてメインストリート。ガラスやスイーツなどメルヘンな店がずらーっと軒を連ねる通り。LeTAOにROYCE'に六花亭に北菓楼に北一硝子に小樽オルゴール堂。清なんとかと違って本当にメルヘン大勝利な街ですよ。
スイーツのうまい店が特に多い。
ミュージアムみたいになってるオルゴール堂。万華鏡なんかもたくさん置いてあって、眺めてるだけでも楽しくなってくるね(ちな店内撮影おk)。
冬に来た時は雪が一面に積もってて冬のヨーロッパって感じで楽しかったなぁ。
しばらくメインストリートを堪能。ガラスは相変わらず美しいしオルゴールの音色は美しいし北菓楼のバウムクーヘンは超絶うんまいしやっぱり小樽は最高だぜ!
とは言うもののやはり来るのが2回目かつ冬のクリスマスシーズンじゃないということで感動は若干薄れてるね。クリスマスは正義だから仕方ないね。あとはあれかな、ここ数年で相当の旅行経験を積んできたのでそういう「観光地」の雰囲気に慣れてしまったということかな。これもしゃーない。
さてさて、中心街は存分に堪能したことだし次はどうしようかというところだが、台湾の君は海の方に行きたいとのことで。海?小樽って海岸部でそんな見るとこなんてあったっけ?って感じなんだけど例の札幌に留学してる友人のおすすめらしい。
地図で見るとここらへん↓
まぁ何もないということはないしとりあえず行ってみよう。
中心部からバスで移動(一日フリーパス利用)。駅を経由して北部の海岸へ。このバスがまたメルヘン仕様なんだよなぁ。
駅から15分くらい?で目的地に到着。
海だーーーーー!!!!!!!!うおおおおおおおーーーーーー!!!!!!!!!!
もういろいろ放棄してとりあえず浜辺へ向かう。
海青い!空も青い!
ははぁ、なんかやたら水が透き通っていると思ったらここは砂浜じゃないんだな。丸い石がごろごろ転がっている。
そう、とにかく綺麗な海だった。江の島みたいな人に荒らされた砂浜じゃない、純粋な海というものを久し振りに見た気がする。なんつーか、北国の...北海道の海って感じがした(適当)。
なにやら目立つ建物があるので行ってみる。
小樽鰊(にしん)御殿というらしい。ここ小樽市祝津(しゅくつ)には旧青山別邸(小樽貴賓館)というちょっと有名な歴史的建造物があるんだけど、どうやらそれの関連らしい。なかなか立派な建物だね。あと軒下にツバメの巣がずらーっと並んでました。
脇に道があったので入ってみる。
ほわぁー...これはなんと美しい風景...。ここで写真を撮ってくださいとばかりにあざとく植えられた花も許せるぞおい。
断 崖 絶 壁。
ポニョだかコクリコみたいな船が通ってたぞ。
灯台発見。日和山灯台というらしい。使われてるみたいだけど中には入れなかったね。
なぜか北欧を感じさせる。雰囲気出てるなぁ。
ほんと「岬」って感じのところだね。Nexus7と釣竿だけ持ってふらーっと出かけたくなる。
灯台をぐるっと回って戻ってきた。
ふむ。今度はあの船がある辺りも見てみようか。
野性を忘れたカモメたち。全然逃げないんだよなぁ。
桟橋?の先端まで来た。いやーしかし小樽にこんなところがあったとはなぁ。なぜか台湾人に案内されての小樽再発見ですわ。
小樽の海を存分に堪能しきりました。いやー本当に良かった。なんつーかさ、一人でいろいろ脳みそ動かして行き先決めるのもいいけどさ、こうやって誰かと旅を共にすることで、自分では出てこない発想とか行動が混ざって新たな発見があったりして。そういうのもなんかいいよねって。
さてさて、小樽の旅はまだ終わらない。最後の目的地は天狗山ロープウェイ。ここの展望台で夜景を眺めるのだ。まさにリア充。
夜景まではまだ少し時間があるので一旦バスで中心部へ戻る。
六花亭(りっかていじゃないよ)と北菓楼(右)。おみやげとか。六花亭はあの苺が丸ごと入ったチョコレートのやつが美味いんだよなぁ。あとマルセイバターサンド。小川軒のレーズンウィッチの方が歯ごたえあっていいなぁと思ってたけどこれはこれで美味い。北菓楼は「妖精の森」というバウムクーヘンが超絶美味い。というか全部美味い。
夕食は回転寿司に入りました(ちな昼は海鮮丼)。ここらへん寿司屋しかないね。聞くと台湾にも回転寿司があるらしい。へえ。
あと回転寿司の味噌汁にグルメ面で全力でケチをつけるおっさんというのを初めて見ました。都市伝説じゃなかったんだなぁ。
日が暮れてきて、雲もちょっと出てきたなぁと思って見たらなんだこの色は(驚愕)
マジックアワーってやつですね。
天狗山へ向かうバスを待つ。いい時間帯だ。
バスが到着。また例のメルヘン仕様なんだけど、今回乗ったのは天狗山夜景観光用の特別運行バス。季節によってあったりなかったりするのかな?忘れた。
天狗山のふもとに到着。ロープウェイに乗り込んで展望台へ。
そして夜景。
小樽全体が見渡せた。ハウビューリフォー...
でもまぁどっちかっつーと函館の方が綺麗だったかな(冷静)。規模が規模だから仕方ないね。
あとは星が見れたら最高だったんだけど曇ってたのが残念。なかなか星空には恵まれないんだよなぁ。モルディブとか行きたい。
リア充タイムを満喫して山を下りました。一人だったら旭展望台(隠れスポット)行ってみようと思ってたんだけど今回はいいや。女の子と夜景を眺める、プライスレス。
バスで駅に戻って小樽の旅は終了。電車で札幌駅に戻って、ここで台湾の君とお別れ。そう、私はもう帰らなければならないのです。彼女はまだ旅を続けるけれど、私は明日の午前の飛行機で東京に帰らなければいけないからね。あさってから仕事かぁ...(絶望)
本当にありがとう!君のおかげで今までにない特別な旅にすることができたよ!お礼を行って爽やかに別れました。現代っ子はあっさりしてるのさ。
さて、ホテルに帰るか...(言うまでもないけど夜のリア充展開はない)。
..............................。
.....................。
............。
あああああああああああああ
さーーーー
みーーーーー
しーーーーー
いーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
だから嫌なんだ友達を作るのは!!人間強度が下がるから!!
別に好きとかそんなんじゃないんだけどさー!ずっと誰かと一緒にいるとそれがデフォルトになっちゃって、一人になった時の喪失感パネェってわけですよ!何も持たないってのは強いってことなんですよ!
はぁ、やれやれ、世のリア充たちはこんな恐ろしい世界を生きているのか。自分が望もうと望まざるとに関わらず、他者とともに居続ければ人は他者に依存する。自分の制御可能性を他者に委ねることになる。それすなわち人間強度を失うということ。基本的に恋愛体質(?)とか恋愛至上主義のスイーツってソロ充からすれば脆弱な精神だなぁとか人間強度が低すぎて危ういなぁなんてことを思ってるんだけど、彼らはその人間強度と引き替えに綱渡りのリア充ライフを生きているのだ。なんと危うい。
そう、人間強度を高めるということはすなわち特定の他者に依存せず、「そこに誰がいても構わない」と割り切ることなのだ。流動的に生き、一つの場所に留まらないことなのだ。ある意味「人生がどうなっても構わない」というスタンスをとることで、精神的には絶対的な安定を得ることができる。これが現代の傾向だ。
このリア充への歪んだ憧れと精神の安定・人間強度の強化を求める流動志向という矛盾。これがもっぱら最近のテーマなのだけど、いまだに答えが出せずにいる。痛烈に恋愛至上主義を批判してみても、少子高齢化を受け容れることはできない。
若者たちは確実にそれ以前の世代よりリテラシーを高め、ゆとりだなんだと言われながらもそつなく、安定した人間関係を得て安定した道のりを歩んでいる。絶対的なこだわりを持たない(持てない)がゆえに、彼らの精神は強い。夢だ愛だ希望だと叫ぶジジイやBBAやスイーツ共の精神はひどく不安定で、愚かに見える。
だが、このまま皆が「持たざる者」として生き、死んでよいのだろうかという思いもある。いや、夢や希望ということに関して言えば、何もそんな融通の利かない言葉に縛られることはなく、自身の「欲望」のままに、その時に応じてやりたいことをやればいいのだと思う。それは既存の社会基盤を揺るがすものでも何でもない。単なる志向の変化だ。人の欲望は未だ尽きることなく、欲望からあらゆるものが生産されていく。
しかし人間関係はどうなのだ。誰も他者に依存しないまま、この社会の生産性を保つことはできるのだろうか。誰もが流動的に、自由に生きたいと望みながら、同時に他者と共に生きたいと望むことはあるのだろうか。
これがわからないのだこれが。ちょっと昔ならそもそも個人は流動的に、自由に生きる術を持たなかった。しかし現代の個人はその術を持っている。整備された交通機関を使ってどこにでも行けるし、何よりインターネットがある。個人は自由に他者とつながり、一人であっても情報を得てうまく生きていくことができてしまう。この技術による変化を否定したところで意味はない。問題はその先に我々がどういう未来を描くかだ。
人の行動には全て理由がある。必然性がある。その行動・選択における制約から解き放たれた今、人は自由になりすぎたということかもしれない。間違いなく現代はカオスだ。そのカオスを安定させる秩序が未だ見えない。今回の一件でその秩序が垣間見えたらと期待したが無理だったようだ。このポンコツ二流脳ではもうだめかもしれない。
...脱線しすぎた。とにかくいろいろと考えることはあったものの、今日の楽しい小樽の旅を終えたのでした。明日は飛行機で東京へ戻ります。次回はちょっと札幌散策しつつ反省会をやって今回の旅行記を締めることとします。
次回へ続く。
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