青春18きっぷ＆スカイマークで行く！九州～山陽遠征 Vol.6(最終回)「倉敷～帰還」＋あとがたり

はい。前回の続き。やっと九州～山陽遠征の旅も終わり。シリーズ最終回になります。

倉敷にて宿泊し、旅行4日目の朝を迎えました。で、一応3日目まではだいたいの予定を事前に決めていたのですが、この4日目は特に何も考えてない。どうしたものか。

とりあえず朝食食べて倉敷の散策に出かけることに。美観地区へ向かいます。

駅から歩いて10分も経たずに到着。

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うむ。まぁなかなか落ち着いた景色なんじゃないかな。いいと思う。

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まだ朝の9時過ぎということで全然人歩いてなかったです。店もほとんど開いてない。

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備前焼。興味はあったけど金はない。

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倉敷ガラス。前々から目は付けていたんだが最近物欲が全然湧かなくてなぁ。見てるだけで満足というか、所有欲が湧かない。おれのものだろうが誰のものだろうが、美しいものは美しい。

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この倉敷美観地区、確かに美観ではあるんだが、あまりにも範囲が狭すぎて、それに加えて外の発展した街との差がありすぎて、なんだかテーマパークみたいだなぁと思ってしまった。どこか虚構性を感じさせられてしまう。時代劇とかのセットみたいなんだよなぁ。いや良い街並みではあったんだけどね。

というわけで1時間くらいで美観地区周辺の散策が終了。みやげ屋が開いてたのでなんか買って行こう。何がいいか。むらすずめ。これは有名だけど特に美味しいとは思わないんだよな。あときびだんごも別に美味くないよなぁと思ったんだが、白桃味というものを発見。うーん気になる。桃は正義だからな、仕方ない。ひとついただこう。きびだんご白桃味を購入。

さて、もう特にすることもないのでとりあえず東に向かって移動を開始することにしよう。倉敷駅から山陽本線に乗り込む。なんかダイヤが乱れてたがまぁ上手く乗り継いだ。

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姫路を過ぎて明石を通りかかったところで明石大橋が見えた。ほんとに一瞬だったが。でかかった。

そして昼過ぎには夏に訪れた神戸も通った。こんなにすぐ来ることになるとは思わなかったね。まったく。

で、大阪通過してそろそろ京都に着くというところなんだが、以降の計画がまったく思いつかない。最初名古屋に行こうとも考えたんだが、飯がうまいだけのただの都会だということはわかってるしなかなか気が進まない。そうだ京都夏に行ったけど嵐山とかまだ行ってないところでも見てみようかとも思ったがわざわざ一泊してまで行くほどのモチベーションがないし何よりよさげな宿がない。では滋賀や岐阜はどうか。滋賀は最近中二病の聖地にもなってるしちょっと興味がなくもない。あとひこにゃんいるし。けいおんの校舎もあるな。でもやっぱりよさげな宿見つからないしなぁ、なんかわざわざ寄る気がしないんだよなぁ。岐阜はあれか、はがないか。でも降りる気はしないなぁ。

じゃあここでトリックプレイの三重県はどうか。伊勢神宮とか。ちょっと冒険してみるのは悪くない。と思ってちょっと乗り換えを検索してみるがJRのまともなルートが出てこない。これはアクセスが悪すぎる。鈍行で一泊で回るのは難しい。こういうのはほんと損してるよなぁということでこれも却下。静岡はー...うん、別にいいや。

そんな感じでまったく計画が思いつかず、なぁなぁのまま家に帰ることにしました。結局旅は3泊4日に。青春18きっぷは5回分あるので1回分余ってしまったが無駄に使ってもしょうがない。今思えばこの時点で当初の目的の「旅に飽きる」を達成しちゃってたんだろうなぁ。九州～山陽まで回ってきてだいぶ満足してしまったわけだ。昨日の尾道超楽しかったし。

んでまぁ京都に着いたんだが、乗り換えの時に10分くらい時間があったのでちょっと外に出ておみやげを買ってくることにした。九州とか広島でも買う機会はたくさんあったんだけど、基本全ての荷物を持ち歩いてたので、なるべく買わないで荷物増やさないようにしてたんだよね。京都まで来てあとはもう家に帰るだけということになったので、別に観光したわけじゃないけど駅でいろいろ買ってみた。

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定番の八ツ橋だが、春限定の桜味というのがありまして、試食したら結構美味かったので購入。あとなんか京野菜のしば漬け買ってみた。全部お菓子ってのもつまらないからね。これが当たり。しば漬け超美味。シャキシャキしておいしい。うん、これはいいな。なぜか自分の中でおみやげと言えば菓子ということになってたけど、惣菜を買っていくのも悪くない。今度から漬物チェックするようにしよう。あと前回書いたけどマーマレードみたいなものでもいいな。リテラシーを高め、食の幅をもっと広げていきたいものだ。

はい。おみやげを購入し、急いで乗り換えの電車へ。ここから去年の夏と同じくひたすら東へ東海道線を乗り継いでいく。いざデスマーチ。

ちなみに昼飯には京都駅のキオスク?で売ってた「うなむすセット」というものをいただいた。これ300円だったんだけど美味かったなぁ。うなぎうめぇ。コンビニでおにぎりとか買ってたのがあほらしく思えてくるね。ご馳走様でした。

東海道線の乗継は前回同様ですが、米原、大垣、蒲郡あたりで乗り換えて、浜松からひたすら地獄の静岡デスマーチ開始、それを何とか乗り越えて帰還って感じですかね。いやほんと静岡のあれは慣れない。清水あたりだとまだまだいけるかなーって感じで余裕なんですが熱海あたりでもう精神が崩壊。あれはもう二度と(二度目だけど)経験することはないだろうたぶん。

10時くらいには家に着きました。今回は早めに移動開始したんだけどやっぱり暗くなってだんだん景色が見えなくなってくるところに空腹感が襲うともうだめだね。これは精神やられる。

なにはともあれ3泊4日の九州～山陽遠征の旅は終点を迎えました。3泊4日っていうと短く感じるけど、いやとにかく移動距離が半端なかった。少なくとも1000kｍくらいは移動してるよなぁ。ただの観光地巡りなら飛行機でピンポイントに飛んで終わりーでいいと思うんだが、やはりこうして鈍行でじっくり日本を回ってみると肌で感じるものがありますな。だから「旅行」じゃなくて「旅」と言いたくなる。

旅を振り返ってみよう。学生生活の最後にちょっと遠出してみようと思って計画したこの旅行。いくつかの目的は達成できたかな。旅に飽きることはできたか。うん、十分歩き尽くした。もうこんなでかい旅行、旅をしてみようとは思わないね。日本っていう国を「だいたい」歩き尽くして「だいたい」把握した。もう特定のスポットが気になって仕方ないということはない。ああ、屋久島種子島鹿児島あたりにはやっぱり行きたいけどね、「旅」をして行こうとは思わない。ちょっと見に行きたいくらいの感覚かな？そこまで落とすことができたというわけだ。行くとしても飛行機か新幹線で暇つぶしにぴゅーんと飛んでばーっと見て帰る。そんな軽い感じになるだろう。カオスの征服とか世界の拡張とか、そういう感覚はもうないだろう。

ちなみに今回の旅行の支出は約4万円でした。主に交通費と宿泊費。それに食事代。私にしてはかなり出したけど旅の密度からすれば相当安く抑えられたと思う。飛行機(スカイマーク)と青春18きっぷを組み合わせて長い旅行にするってのはありだね。一度の旅行で本当にいろんなところを回れたしちょっと疲れたけどいい旅行になったと思う。こういう旅行はもうやらないしできないだろうけど、良い経験になった。

ということで九州・山陽編終わり、なんだが、個人的に完結篇は次の伊豆下田旅行になるのだな。同時に2012年度を振り返っていきます。

[一応おわり]