【8月初旬】青森旅行に行ってきた ~旅行という行為と「自然」について考えてみたりした~【写真多め】
もう結構前の話になるんですが8月の初め辺りに青森行ってきました。そんときの話。
といっても今回は家族旅行なんで特に面白いことにはなってない。最近は家族旅行とかあんま行ってなかったんでたまには遠く(関東圏外)へ行ってみようということでね、行き先を考えた結果、白神山地に決まったという次第です。
僕としては最近の傾向から言って人間のいるところ文化のあるところに行って「人ラブ!」ってやりたかったんですが、家庭内自然派の意向も強く、2泊3日の日程&装備の関係から言って断念せざるを得ませんでした。弘前の洋館巡りとかしたかったなぁ・・・
そんなわけで白神山地を目指すことになりました。事前にトレッキングシューズとか装備を整えて準備万端です。山は舐めちゃあいけないね。
では
ちょっと白神山地行ってくる。
あ、当然ですが新幹線ですよ。東北新幹線で新青森まで直行です。さすがに家族旅行で青春18きっぷとかそんな無茶はしない。
しかし新幹線はほんと速い。2時間くらいで新青森着いたからね。文明の進歩って凄いわ。鈍行とか使うもんじゃないね。
道中、WiMAXがなかなか繋がらないので親父のARROWS X LTEからテザリングしてました。これクソ便利。
東海道と違って東北のほうはなかなかWiMAX繋がらなかったね。少しずつ広げてるみたいではあるけど。
はい。そんなところで新青森着いた。何もないぜ!寒いぜ!
何もないね。駅以外何もない。ビル自体は新しくて空港みたいな感じなんだけどほんと何もない。北海道行くときに使うかな。
そいやねぷた祭りの最中だったね。街入ってたら大変だったかも。
ここからレンタカーで移動。南西の方角、秋田県方面へ向かいます。
で、まぁ白神山地に行くと言ったんですが、実は世界遺産の地域に入るためには特別な許可が必要なので、今回実際に行ったのはその範囲外にあるそれっぽい観光地域なんですね。それでも結構な山奥だけど。
弘前を通り過ぎて着いたのがこちら。暗門の滝県立自然公園。なんかすごい滝があるらしいです(ホジホジ)
そうそう、天然記念物のクマゲラがいるんだよね。カラスじゃないよ。
少し雨も降っているのでレインコートなど装備を整えていざ探検へ出発。
川沿いを歩く。
東北っぽい景色だなぁ。クマとか出そう。
だんだん森が深くなってくる。
道がないw 秘境感が増してきた。
そして滝である。結構すぐ着いた。
滝その1。いまいち迫力が伝わらない。まぁそんなにすごいもんでもなかったが。
だがまだ先があるのだなこれが。
しかしすごい道だな・・・って、んん?(右下)
お?(閲覧注意)
おお?
カエルだー!
うんうん、動物はいいね。奇跡的遭遇を果たしたときのテンション半端ないからね。ポケモンやってきたキミたちなら分かるはず。
はい。しばらくにらみ合いをしたのち先へ進む。
途中、ノリで来ちゃったぜ的な大学生?のグループと一緒でした。軽い装備だな。若さってやつか・・・
で、これが確か滝その2。
滝を上から見下ろす。ウォータースライダーで(死へ)一直線。
ズドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドド
ddddddddddddddddddddddd
いやぁなかなか見事な滝でしたよ。
だが、滝はしょせん滝だ・・・
実際行ってみると「まぁ、こんなもんか」って感じですね・・・(達観)
それより行き帰りの道がやばい。帰りも同じ道。
秘境感パネェ。
足元に気をつけながら帰路へ着く。途中赤ちゃん抱えた家族とすれ違ったけどさすがにそれは大丈夫かって思った。かなり危険なとこあったからね。下手したら死ぬ。
以上。滝終わり。
車に乗って次のスポットへ向かうよ。
白神ラインとかいうドライブコースの途中で見えた景色。ちょっと晴れてきた。
着いた。
「マザーツリー」とか言うブナの巨木があるらしいです。
これだな。
ふむ・・・(え・・・?)
ほう・・・
なるほど。(全く分からない)
これはあれだな、俗に言う残念スポットってやつですな。
マザーツリー、「母なる木」とか言ってさ、そこにあるのは結局ただの「木」なわけですよ。こういう「単なるイメージの生産・消費」ってのはつまらんな。実に古い。バブル臭がする。
そうやって誰かが大衆向けに一方的に生産した「イメージ」を消費するために旅をした時代もあったんでしょうよ。でも、これからは自分たちで自由に旅をして、そこで出会ったものに自由に「意味」を与える時代ですよ。これからってか既に。
上っ面のイメージだけ取り繕ってもだめですよ。嘘がすぐばれるのがソーシャルネットワークの時代だからな。
というか観光「スポット」っていう言い方も変だな。「見るべき何かがここにありますよ!」っていう「送り手」の意図があるからな。いやまぁ、面白い場所・ものを紹介するのはいいんだが、その場所が固定的で、そこにしか注目が集まらない、あるいはそこ(スポット)を巡るだけの旅ってのも変な話だなぁと。やっぱり得られた情報、ヒントをもとに、自分で意味づけをして、自分だけの「物語」を作っていきたいよね。これが現代の旅なんじゃないでしょうか。スポット回るだけじゃただのスタンプラリーだからね。それはそれで楽しいかもだけど。
はい。
次いってみましょうか。
だいたい決めていた予定は終わったので、ホテルへ向かいます。鯵ヶ沢ってとこにあるホテルです。
ナビで道出してたんですが、Googleマップ見たら他に近そうな道があったんで、ナビ無視して突き進んだらとんでもないところを走ることになりました。完全に山の中。コンクリートで舗装されてなかったからね。ブナ林の中をひたすら突き進みました。あれ日が落ちてたら結構やばかった気がする。
で、なんとか日が暮れる前には山道を抜けられました。
夕暮れ。なんか雲がオーストラリアのモーニンググローリーみたいになってた。美しい。
そして、
勢い余って海に出てしまった。
例によってGoogleマップの出番。
うん、まぁ海見れたのはよかった。
あっちが津軽半島。
いまさらだがゴミ画質ですまんな。あと1ヶ月くらいで新iPod touchが届くはずだから。500万画素になるから!
iPhoneの800万には負けますがね・・・
はい。そんなこんなでホテル着きましたー。
部屋からもいい眺めです。
あ、そうそう。夕食が非常に美味かったです。遅く着いたのでちょっと冷めてしまっていたんですがどれも美味。特に海鮮。カニとかくそ美味かった。あとリンゴな。アップルパイがおいしかった(小並感)。あとビール。
風呂はねー、露天風呂が付いててねー、じゃっかん海が見えていい感じだったなー。
あ、ここね。ナクア白神。
http://www.naqua-shirakami.jp/index.html
~一日目終了~
次の日。
朝起きてホテルのゴルフ場を散策。
ふむ。
朝飯食って出発。
アヒルさん。
いい天気だ。
青森っぽい景色だね。(何もない)
本日の目的地は八甲田山と田代湿原。
着いた。そしてロープウェイで登る。
向こうに青森市が見えます。
頂上着いた。
何も見えねえ。
ここから徒歩で散策開始。
湿原があった。
高山にありがちな風景。
はい。八甲田山終わり。
ロープウェイで降りて車で田代湿原へ向かう。
着いた。また湿原。
もはや文章書く気が起きない。
うん、正直つまらなかったです(言っちゃった)。
だってさーおれが最近文化寄りなのもあるけどさー同じ湿原にしても尾瀬とかのほうが全然すごかったぞ?
これといった差異がない。自分のデータベースに既に登録された「日本の湿原の景色」から更新されるものがない。一言で言えば新しくない。意味付けられる何かがない。
まぁいいや。湿原は終わり。
次の目的地。十和田湖。
それなりに人がいるところです。
海みたいだな。
高村光太郎作、乙女の像。
廃れてるな。
文明のないところに価値はない・・・
というわけで十和田湖終了。全体的に昭和臭の強いところでした。少しは見応えがあったが長居する理由はないな。
本日の行程もこれで終了です。奥入瀬渓流にあるホテルへ向かいます。
着いた。ロビーには岡本太郎作のでっかい暖炉?的なものがありました。こりゃすごい。
ここね↓
しかしここさー星野リゾートのあれなんだけどさー接客がじゃっかん鬱陶しいんだよなぁ・・・
一度経営が失敗したところを星野リゾートが資本介入してきて立て直したっていうやつだと思うんだけど、なんかやりすぎなんだよなぁ。ペコペコしすぎというか。作り笑顔が気持ち悪い。ワタミ的なものを感じた。
「お客様は神様です!」みたいな姿勢が気持ち悪い。いくら接客業つってもさぁ、一応対等な取引なわけだし、そういう必要以上の形式的な「誠意」みたいなものはいらないと思うんだよなぁ。これをやめないからいつまでたっても日本は息苦しいと思うんですよ。
「おれはお前に気を使わないから、お前もおれに気を使わなくていいよ」。こういうスタイルがもっと広まっていけばいいと思うんだ。「お客様は神様」ってのは逆に心の狭さ、不寛容さを表してると思います。
で、夕食のバイキング。
豪華だな・・・豪華すぎてちょっと引くレベル。
豪華だけど昨日の鯵ヶ沢のほうが味はよかったですね。
あと青森だし、せっかくだから酒じゃなくてリンゴジュース頼んでみました。いくつか種類がある中で私は「サンジョナゴールド」ってやつを飲んだ。これが酸味が利いていて非常に美味かったです。
そうそう、オリンピックやってたね。部屋で見てた。
コブラじゃねーか!
~二日目終了~
はい。三日目、最終日です。ここからが本番だから。三日目から本気出す。
今日はもちろん奥入瀬渓流の散策ですよ。
ホテルから無料バスが出てるのでそれに乗って散策路まで行きます。まぁ結構近いから歩ける距離のような気もする。
着いた。いざ散策開始!
おお・・・美しい・・・
水が透き通っているな。
カナダみたい。
この奥入瀬渓流という一帯は昨日行った十和田湖から溢れ出した水が作っているそうです。うん、まさに「溢れ出した」って感じの水の様子でした。普通の「川」というのとはちょっと違うんだよな。
流れを遡る形で進んでいきます。
アバターみたいな絶壁が向こう岸に。
巨大な石板。水が運んできたのだろう。
水底の砂はさらっさらですね。
腐海の底にこんな所があるなんてね・・・
軽石発見。噴火の跡。
スイクンとか出てきそうだな・・・
滝も綺麗でした。
以上。奥入瀬渓流散策終了。
ここは本当に綺麗な場所でした。流れる水の音、鳥の声、木漏れ日に心が洗われるようでしたね。湿原とか別に興味ないけどここはよかった。おすすめ。
はい。青森遠征もここで終了。お疲れ様でした。
帰りは八戸から新幹線で帰りました。八戸はびっくりするほど何もないね。新青森は空き地にでかい駅作っちゃったぜって感じだけど、八戸は人がいるのに何もない。文明がない。駅ビルしかない。
こないだ八戸駅すぐ近くに住んでる人に話を聞いたんだが自虐激しかったです。「なんもないですよねあそこwwwマジであのビルしかないですからwww」って。若者が東京にあこがれる気持ちも分かります。
全体として青森はー・・・海鮮が美味かったなぁ。あとリンゴ。あとー・・・うん、特にない。文明がないレベルはグンマーより激しいかもな。いや、グンマーはネタになるけど青森はネタにすらなれない感じ。(※あくまで個人的な見解です)
奥入瀬渓流はよかった。これが救い。
でも、今回の旅を通して、自分の中の「自然信仰」みたいのはなくなったなぁと気づいた。昔はもっと地球は素晴らしいだとか人間より緑を守ろうみたいなとこあったんだけど、やっぱり自然は自然ですね。良いも悪いもない。ただそこに「在る」のが「自然」だなぁと。
別に緑が嫌いだって言ってるんじゃないよ。ただ、池袋の街に面白さを見出すのと奥入瀬の「自然」に価値を見出すのに大した違いはないんだよなと。人の集まる街のカオス的面白さも、人の寄り付かない場所の圧倒的な自然の「オーラ」や「神聖さ」も、そこに「観測者としての人間」がいて初めて成り立つものだからね。これを見誤っちゃいけないなと思った。
そんなかんじの青森旅行でした。読んでくれてありがとう。
次回は西日本遠征。またしても無謀なる青春18きっぷの旅が始まる。
to be continued・・・
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