思いつきで旅に出てみた in 関東甲信越 by 青春18きっぷ episode 4 ~最終回<新潟編>俺たちの旅は終わらない~
7時00分。ビジネスホテルの一室にて起床。出発の準備を整える。眠い。
7時30分。チェックアウトの手続きを済ませて駅へ向かう。サラリーマンの姿がちらほら。
7時35分。新潟行きの電車に乗り込む。同じく新潟市内を観光すると思われる女子高生・大生の群れに遭遇(なぜか男はいないんだよなぁ)。窓から見える景色はひたすらコシヒカリである。
9時00分。新潟駅到着。周辺を探索しつつ、昨夜事前に調べていたレンタサイクルを利用すべく駐輪場へ向かう。
9時30分。レンタサイクルの手続きを終え、自転車にまたがり新潟市内散策開始。
いやー自転車に乗って走り出すとわくわくしてきてやばいです。あそこにいってみようあそこにもいこうあーあそこは今どうなってるかなーなどなど。
まず発見したのは「レインボータワー」。名前そのまんまの見た目です。新潟のシンボルのひとつかな?前住んでたときから登ってみようと思ってたんですが結局一度も登らずに引っ越してしまいました。今回も時間の都合で登ってません。
見にくい。しかし天気いい。
さらに自転車を走らせると川が見えた。ということはここに架かる橋は「万代橋(萬代橋)」である。これは新潟のシンボルですなー。
アーチが美しい。
NTTの電波塔とホテルオークラが見えるな。
あ、ちなみにこれ信濃川。日本一長い川。ここテストに出ます。
橋を渡ってさらに中心部を突き進み「ネクスト21」を発見。ここは昔来たことがある。よく覚えてないけど確か複合商業ビルみたいなやつだったはず。遠くから見ると頂上の三角がやたら目立つんだよなー。
うむ。なんか位置関係がわかりづらいので地図を載せるとこんな感じ。
はい。ここまで新潟市内をだいたい見てきてお分かりの通り、新潟というのは基本的に「何もない」ところなのです。観光地とかではなく、ただの地方都市です。だから僕にとっても「昔住んでいた」ということ以外は特に価値のないところであります。
その中でもなお価値あるものといったらやっぱり「海」ですね。日本海。(あと冬はスキーとか)。
新潟市中心部を抜けて海のほうへ自転車を走らせると見えてきましたよ。
海だー!(お約束)
雲ひとつないぜ!
ちょっとオサレな感じに撮ってみる(手は尽くした)。
ドカベンのバスだ!(犬夜叉のバスもあるらしい。あとついでにるろうに剣心のキャラの名前は新潟の地名が元になってたりする)。
うむ。やはり海は雄大でいい。
さて、ここまでくると次の場所「マリンピア日本海」はすぐそこです。
着いた。
マリンピア日本海ってのは新潟市営の水族館です。日本海をテーマにいろんな水生生物がいるのですよ。地元民なら一度は行ったことがある、そんな施設です。
大人一人1500円ということでためらいましたがせっかくなので入ってみた。
以下、写真適当ですまん。
夏休みだから子供がたくさんいたね。
タコス。
落ち着きのないカワウソ。
ホットドッグ(アザラシ)。
トド。クソでかい。これ海で遭遇したらまじ怖い。
ビーバー。
見下しすぎて逆に見上げてる魚。
なんか生えてる。
ペンギン。小さい頃だったからかこれが一番記憶に残ってるなぁ。
ちょうどイルカショーもやってたので見てきた。素晴らしいクオリティーの高さ。超絶技巧。ちゅらうみとか江ノ島とかいろいろみたけどたぶんここが一番すごい。
て感じで時間もないのでパパーっと回って出ました。新潟の数少ない名所ということでなかなか良かった。
さてここから昔住んでいた地域へ向かう。本格的に思い出巡りもとい思い出潰しですな。
の前にまた海。海沿いを自転車で走るのまじ爽快です。めっちゃ日焼けしたけど。
マリンピアのすぐ近くにある「西海岸公園」。週末は毎週泳ぎに来てました。よく迷子になったなぁ。
平日だからそこまで人多くないね。
先へ進む。
おっ、あれは・・・
お城の公園だー!
ここでよく遊んだなぁ。このやたらでかい城。子供とかもうテンション上がるに決まってるじゃないですか。
公園を抜けて再び海。海沿い走ってるからね。
オサレな感じを目指した(これがおれの限界)。
東屋は微妙にロマンティックなスポットとして旅行会社も推してたかな。
次々。
タコの公園。ここも遊んだ。しかしやはり土地使い放題だから公園の規模が半端ないな。東京とか昭和記念公園くらいしかねぇだろ。新潟土地安い。
さてここで海岸沿いの道が終わって川にぶつかる。「関谷分水」である。
どうゆう建造物なのか実はちゃんと理解してない。気が向いたらぐぐる。
川沿いに少し走るとそろそろ私の住んでいたところが見えてくる。
ここら辺(雑)。
橋を渡った向こう側。西区を探検。
・・・そろそろ長さ半端ないので巻きでいこう。
とりあえず腹が減ったので昼飯におにぎりを買った。もちろんコシヒカリである。買ったのがこちら。「清水フードセンター」だ!
ヤスダヨーグルトがあったので飲んだ。これまじ美味い。ブルガリアの比じゃない。東京でも買えるのでよろすく。
探索再開。どんどん行くぞー
よく遊んでた公園。
よく行ってたラーメン屋(まだ潰れてねぇのか)。
道頓堀ができてた。回転寿司がなくなってる!ショック!新潟の寿司は美味いとかそれ以前に超絶安かったんだよな。基本一皿100円で毎回何皿食べられるか記録に挑戦してた。
幸○の科学の建物ができてた・・・。やめろよおおおおおおおお
こっちは昔からある宗教団体(たぶん)。ここらへんで昔友達にからかわれてぶち切れてたら知らないおばはんが目を閉じて手のひらこっち向けてなんかパワー送ってきたのでむかついたからさらに怒りを爆発させてみたりした(この頃からひねくれてた)。
ローソン。ここら辺にあった同級生の家がやってる文房具屋とか小さい駄菓子屋とかはさすがに全部なくなってたなぁ。
母校。ここの先生たちは非常に優秀で校長先生も立派な方で設備も充実しててとにかく素晴らしい学校だったと記憶している。市のモデル校だったかな。あとこっち(東京)の友人の母の母校でもあると知ったときは驚いた。
中庭にザリガニとかウシガエルとかドジョウがいる学校というのも珍しい。カモの家族が池に来てテレビの取材が来たりしてたなぁ(そんとき報道したアナウンサーは友人のお母さんだったり)。
ふぅ。こんくらいですかね。お疲れ様でした。
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だいたい周り尽くした。幼稚園~小学校低学年までの行動範囲は網羅できたと思う。写真撮りまくったな。
写真ってのはやはり重要だろう。写真を撮るという行為の本質は、3次元のカオスを2次元に閉じ込めて「所有」することにある。この目で見ている景色は記号の塊だ。編み上げられたテクストだ。我々はこの複雑なカオスの中に理論を構築し、意味づけし、「理解」する。
今回、幼い日々を過ごした新潟の風景を数々の写真にすることで、私は新潟を「所有」した。意味を与え、理解した。もうふわふわした「淡い記憶」などない。これが現実。なんてことはないただの地方都市。私は幼い頃をこの地方都市で過ごした。それだけの事実として脳に収納した。
同時に、これまでの旅を通して自分という人間がどこまで(物理的に)行けるのか測る(測り直す)ことができた。関東甲信越なんて大したことない。暇な平日、鈍行でふらふらーっと思いつきで行ける距離だ。8時間電車に乗り続けるなんて余裕だ。ここにもはや「フロンティア」はない。もちろん新潟や長野にも行ったことのない土地・スポットはあるが、それらは私が東京の自由が丘とか亀有に行ったことがないのともはや同列だ。手の届く距離にある。開拓する意欲はそれほどない。そこに私の脳のエントロピーを下げるだけのカオスはないからだ。
今回の旅の目的(目標)ー①幼い頃の「淡い思い出」を新たな情報で上書きし、再構築することで、自己の抽象化を促進する。②関東甲信越の物理的な距離を実感し、世界を広げ、理論を拡張すること―は果たせたと思う。旅に出たのは思いつきだが、ずっとやろうと思っていたことをここで実現することができた。勢いってときどき大事だなぁと思う。
次は世界に進出したい。エントロピーを凌駕するのだ(さっきから意味不明)。
ひとつひとつ「なんだかよくわからないふわふわしたこと」を潰していき、自分の「理論=世界」を拡張していく。その行為に意味があるとかないとかではなく、おれはこの道を突き進んで生きたいと強く望む。そして、結果として世界を拡張した先に、後付けでその行為に好意的な、社会的な意味づけをしてくれる人が出てきたらそれはそれでちょっとうれしい。そんな感じです。
やりたいことどんどんやってみよう。死なない範囲でどんどん失敗しよう。やりすぎて死ぬかもしれないけどそれはそれでしょうがない。そういった「外に出ようとするインセンティブ」を抱えて生まれ、育ってしまったのだ。願わくば突然変異・三次元アリとならんことを。同類に幸あれ。
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さてさて電波タイムが終わったところでまだ旅は終わってなかったりする。新潟思い出巡りを終えて新潟駅から15時発の電車に乗る。ルートはこんな感じでした。
7時間とか。
この旅の間ちゃっかりアイモバiの攻略も進めていたんだが、甲信越の地域だと一回営業するだけで体力が45も減っちゃうのね。東京は30なのに。こんなんじゃせっかくの長旅なのに全然攻略進まないじゃないですか!あ?無課金プレイですよ悪いですか!?(逆ギレ)。そんなわけで途中攻略したかったんだけど体力ないから水上とかまだ攻略してないんだよなー。もう行く機会なさそうだしなぁ。温泉行くか。
帰りはずっとこんな風景を眺めながら帰ってきました。まぁGoogleマップ見つつ「今この辺かー」って考えながら電車に揺られてるのは楽しかったけどね。
越後湯沢のあたりかな?途中高校生が乗り降りしてたけどここら辺は全く乗客がいなかったなぁ。またも車両占領。
まぁ1日目の反省を活かして明るいうちに電車乗ってよかった。
はい。そんなかんじでグンマーとか通りながら東京まで帰り着きました。時間は長いけどそんなに苦痛じゃなかったと思う。青春18きっぷの旅、おすすめです。
僕はあと3回分残ってるので今度は西のほうに行ってみようかなと思います。9月あたりに。九州、沖縄、北海道は最近行ったのでもういいかなー。飛行機だけど。神戸とか尾道とかどうだろう。
はい。青春18きっぷの旅シリーズ(関東甲信越編。続くのか?)はこれで終わりです。めちゃくちゃ長くなってしまった。書くだけでだいぶ時間とられるので今後はもっとコンパクトなスタイルを考えていこう。
では読んでくれた方々ありがとうございました。
あ、来週白神山地行ってきます。Twitterで実況するたぶん。
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